BORDER: CARNIVAL

BORDER: CARNIVAL

『BORDER: CARNIVAL』は、ENHYPENの2ndミニアルバムであり、2021年4月26日にBelift、ジニーミュージック、Stone Music Entertainmentからリリースされました。このアルバムは、7人組のアイドルグループが新たな音楽的冒険に挑む姿を示しています。

音楽性

アルバムの中心的な曲である「Drunk-Dazed」は、ロックの要素を融合させたポップロックナンバーであり、混沌としたカーニバルのような体験を描写しています。また、アルバムのオープニングを飾る「Intro: The Invitation」は、まるで新しい世界への催促のようなサイケデリックなサウンドで、グループのデビューからの進化を確認させてくれます。

「FEVER」は、切ない恋心を表現したモダンなポップR&Bで、シンプルな構成の中に官能的な歌詞が融合し、独特の雰囲気を醸し出しています。「Not For Sale」では、最近の10代の視点から物事の代価について考察がなされており、「Mixed Up」では、デジタル社会の影響を感じさせる内容が描かれています。アルバムの締めくくりを飾る「Outro: The Wormhole」は、これまでの「BORDER」シリーズを振り返るような作品です。

プロモーション

アルバムのリリースに先駆け、ENHYPENは様々なプロモーション活動を展開しました。2021年3月15日、所属事務所のBELIFT LABからカムバック準備が進んでいるとの公式発表があり、4月5日には「Intro: The Invitation」のティザー映像がHYBE LABELSのYouTubeチャンネルに公開されました。この映像は、華やかな城や仮面舞踏会のシーンを通じて、サイケデリックな世界観を表現しています。

続いて、予約販売が開始され、3日で37万枚以上の注文が入ったと発表されました。これは前の作品に比べて2.5倍もの勢いで、業界の期待を集めました。アルバムの様々な「ヴァージョン」において、メンバーの個別映像やムードボードが公開され、さらに注目を集めました。

アルバム発売当日である4月26日、タイトル曲「Drunk-Dazed」のミュージックビデオも公開され、特に『I-LAND』に出演したケイとウィジュが特別出演することで大きな話題となりました。その後もダンス映像やコレオグラフィバージョンの映像が続々と公開され、ファンの期待に応えていきました。

パッケージ内容

『BORDER: CARNIVAL』のパッケージは、アップ、ハイプ、ダウンの三種類がそれぞれ用意されています。各形態には100ページのフォトブック、16ページのリリックブック、個人と団体のフォトカード、レンチキュラーカード、カーニバルチケット、ステッカー、ポスターなど、多彩な特典が含まれています。

チャート成績

アルバムは、発売日当日のHANTEOチャートで319,073枚を売り上げ、デイリーチャート1位を獲得しました。また、日本、台湾、メキシコなどのiTunesトレンドで1位を制覇し、Billboard JAPANのアルバムランキングでも初登場1位を記録しました。さらに、オリコンでも週刊チャートでの快挙を果たしています。

各国のチャートでも好成績を収め、ENHYPENはアジアの音楽シーンで大きな存在感を示しています。

アルバム『BORDER: CARNIVAL』は、その独自の世界観と多彩な音楽性で、聴く人々に深い印象を与えました。これからもENHYPENの活動に注目が集まります。

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