BOUND TO BREAK

アルバム『BOUND TO BREAK』の詳細

『BOUND TO BREAK』は、1987年にANTHEMからリリースされた、彼らにとっての3rdアルバムです。このアルバムは、坂本英三が在籍していた最後の作品であり、彼の存在が色濃く反映されています。また、再結成後もライブでは定番曲として演奏され、その人気を誇っています。

本作の制作には、ゲイリー・ムーアやシン・リジィを手がけるプロデューサー、クリス・タンガリーディスが関与しています。彼の経験が詰まったこのアルバムは、ANTHEMの音楽的深化を示す重要な作品となりました。

収録曲について

アルバムには、数々の楽曲が収録されています。表題曲である「BOUND TO BREAK」をはじめ、いくつかの楽曲はOVA『デビルマン 誕生編』の挿入歌としても使用されています。「SHOW MUST GO ON!」は、特にそのメロディと歌詞が印象的で、多くのファンに愛されている曲です。また、前作『TIGHTROPE』に収録された「LIGHT IT UP」もこの作品で再び光を浴びることになりました。

収録曲の作曲は主に柴田直人が担当し、全曲の編曲はクリス・タンガリーディスとANTHEMが共同で行っています。リリースされた曲は、いずれも強力なギターリフやキャッチーなメロディで、ハードロックの魅力が存分に感じられます。

リリースの歴史

『BOUND TO BREAK』は、当初からLP、カセット、CDの三種類のフォーマットで同時発売されました。その後もいくつかのリマスター盤が登場し、1999年と2005年にリマスターバージョンがリリースされました。さらに、2010年にはSHM-CD盤、2017年にはBlu-spec CD版も発売されました。ただし、どのリリース形態にもボーナストラックは収録されていないため、原曲の魅力をそのまま体験することができます。

参加メンバー

このアルバムの制作には、以下のメンバーが参加しています:

• - 柴田直人: ベース、作詞、作曲
• - 坂本英三: ボーカル、作詞
• - 福田洋也: ギター、作曲
• - 大内貴雅: ドラムス

彼らの実力はアルバム全体にわたって見事に発揮されており、ANTHEMの音楽スタイルの確立に大きく寄与しています。

今回のアルバムは、ANTHEMの歴史における重要な一ページを彩るものであり、ファンにとっては聴き逃せない作品となっています。

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