BREATH (birdのアルバム)

アルバム概要

『BREATH』（ブレス）は、日本のシンガーbirdによる6枚目のスタジオアルバムです。このアルバムは彼女の出産後、初めての作品としてリリースされ、制作の過程では「人生」というテーマが基盤となっています。プロデュースは冨田恵一が務めており、彼の手による音楽的なアプローチが随所に見られます。

テーマとメッセージ

『BREATH』は、誕生から死に至るまでの人間の一生を描いた作品です。アルバム全体を通じて、様々なライフステージや感情が音楽によって表現されており、聴く人に多くの思索を促します。出産という新たなスタートを経たbirdの心情が反映された楽曲が揃っており、聴き手にとっても共感を呼び起こす内容になっています。

収録曲

アルバムには全10曲が収められています。ここでは、各曲について簡単にご紹介します。

1. おなかの中で (1:03) - 作曲は冨田恵一。短い時間で、出産の神秘的な瞬間を表現。この楽曲は母子のつながりを強く感じさせます。

2. ファーストブレス(Original Ver.) (5:20) - bird自らの作曲によるこの曲は、誕生の瞬間の感動を伝えるバラードです。

3. Dear my friend (4:08) - MASAMICHI KONOが作曲し、友人への愛や感謝を表現した、心温まるメッセージを持つ楽曲です。

4. ツツジの蜜をめしあがれ (4:36) - 自然の恵みをテーマにしたbirdの作曲による曲で、リズミカルなメロディが印象的です。

5. 記憶の水槽 (4:59) - 堀込泰行の作曲によるこの楽曲は、思い出や感情の流れを水槽になぞらえ、聴く人を異次元に誘います。

6. SPARKLES (5:45) - 明るく弾けるメロディが特徴的で、日常の幸せを描いた楽曲です。

7. マイ ペン ライ (4:57) - 青山陽一が作曲したこの曲は、創作の楽しさを歌った内容で、軽快なリズムが印象的です。

8. やわらかな旋律 (5:14) - 岡本定義作曲による曲で、柔らかなメロディーが心に響くバラードです。

9. よろこびの種 (4:59) - adult educationが作曲したこの曲は、小さな喜びを見つけることの大切さを伝えます。

10. laboratory (5:10) - 再び岡本定義の作曲による曲で、実験的なサウンドが特徴の一曲です。

11. パレード (6:29) - 最後に収録されたこの曲は、冨田恵一が作曲し、人生のさまざまな出来事を祝うような賑やかな雰囲気が魅力です。

おわりに

『BREATH』は、birdの個人的な体験と感情が見事に音楽で表現されている作品であり、聴くことで感動と共感を得られるアルバムです。出産後の新たなスタートを象徴するこの作品は、彼女自身のアーティストとしての成長を感じさせる一枚でもあります。

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