Bad Boys Bound〜TOKIO II〜

『Bad Boys Bound 〜TOKIO II〜』

『Bad Boys Bound 〜TOKIO II〜』は、1995年7月3日にSony RecordsからリリースされたTOKIOの2枚目のアルバムです。この作品は、グループのファーストアルバム『TOKIO』からわずか7ヶ月と2週間後に登場し、彼らのオリジナルアルバムの中では最も短いリリース間隔を記録しました。

アルバムの内容

収録されている楽曲には、シングル「うわさのキッス」やそのカップリング曲「哀しみのBeliever」、「ハートを磨くっきゃない」のカップリング曲「ぼくの伯父さん〜My uncle is a nice guy〜」がありますが、4thシングルとなる「ハートを磨くっきゃない」は収録されていない点が特徴的です。初回限定版にはスリーブケースが付属し、TOKIOのオリジナルグッズであるライヴリストチーフも同梱されています。

ジャケットのエピソード

アルバムのジャケットには、城島茂がポーズを取る姿が写っており、宝島社の雑誌『宝島』の読者投稿コーナーVOWに掲載されたことがあります。投稿者は「無理をするな、兄ちゃん」とコメントを残し、編集部もそれに対し「股が裂けるぞ（笑）」と返答しています。これは、当時のTOKIOや城島の認知度がそれほど高くないことを象徴しており、後にこのエピソードは単行本『現代下世話大全 バウハチ!』や『VOW全書4』に収録されています。

批評

音楽メディアのCDジャーナルはこのアルバムについて、「演奏技術は極めて高くはないものの、彼らの前向きな姿勢や巧みにアレンジされた楽曲がそのマイナスを補っている」と評価しています。彼らの音楽スタイルや楽曲に対する情熱が、聴く者に強いメッセージを伝えていることがうかがえます。

収録曲一覧

アルバムの収録内容は以下の通りです：

• - 未来派センス
• - JULIET
• - 抱きしめたかった
• - うわさのキッス (3rdシングル)
• - Girl
• - 彼女（アイツ）によろしく
• - この夜を越えて
• - 哀しみのBeliever (3rdシングルカップリング)
• - ぼくの伯父さん 〜My uncle is a nice guy〜 (4thシングルカップリング)
• - 渡せないエンジェル
• - やっと会えた

参加ミュージシャン

このアルバムには、メンバーがそれぞれ以下の役割で参加しています：

• - ボーカル：長瀬智也
• - ギター：城島茂
• - ベース：山口達也
• - キーボード：国分太一
• - ドラム：松岡昌宏

メディア出演

新曲のプロモーションを兼ねて、TOKIOは多くの映像作品にも参加しました。特に「未来派センス」や「JULIET」が収録された映像作品には、1995年のファーストライブビデオや10周年記念ライブなどが含まれます。

終わりに

『Bad Boys Bound 〜TOKIO II〜』は、TOKIOの成長と彼らの音楽への情熱が詰まったアルバムであり、リリース当時から今に至るまでファンに支持され続けています。彼らの初期の作品を知ることができる貴重な一枚です。

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