VOW(バウ)の概要と歴史
概要
「VOW」とは、
宝島社が発行する雑誌『宝島』および『sweet』に連載されている人気の読者投稿コーナーです。また、寄せられた投稿がまとめられた書籍としても親しまれています。「Voice Of Wonderland」の略称を持ち、ユニークな投稿内容が多くのファンに愛されています。
歴史
VOWの歴史は
1973年に創刊された『ワンダーランド』から始まり、その後『宝島』に受け継がれました。当初は情報コーナーとしてスタートしましたが、徐々に読者の奇妙な投稿を取り上げる形にシフトしていきました。
1980年代には常連投稿者である佐藤克之(カーツ佐藤)が名を馳せ、彼のコラムが人気を博しました。
2001年には一時的に連載が終了しましたが、
2010年と
2015年には復活を果たしています。同時に、女性ファッション誌『sweet』でも再び連載が始まりました。この連載は、編集長の渡辺佳代子がVOWのファンであったことが大きな要因です。
投稿内容と人気のコーナー
VOWでは、誤植や街で見かけた可笑しな看板、ユニークな店名などの投稿が多く集まります。また、読者からの奇妙な新聞記事や面白い出来事も取り上げられ、何度も書籍として出版されています。読者の投稿は「VOWネタ」もしくは「VOW物件」として認知されており、このカテゴリーの投稿は特に人気を集めています。
更に、VOWシリーズの
漫画版や
特撮番組につっこみを入れる『怪獣VOW』なども存在し、様々なバリエーションに展開しています。定期的に発行される『VOW ○○(数字)」や、テーマ別の単行本も出版されています。
景品とエピソード
VOWに投稿が採用されると、以前は
シールや
テレホンカード、金一封などの景品が贈られました。現在はマフラーや靴下等が贈られており、応募者には楽しい特典があります。また、著名人や
漫画家も投稿者として名を連ねており、コミュニティとしても非常に活発です。
メディア展開
VOWは書籍だけに留まらず、ウェブサイトやメールマガジンにも展開しています。特に「まぐまぐVOW」では、インターネットに寄せられた面白い投稿が収められ、多くの読者に支持されています。また、携帯サイトや公式ウェブサイトでは、ユーザーインタラクションが行われており、幅広い層からの参加が促されています。
今後の展望
VOWはその独自の面白さとユニークな視点から、今後も多くのファンに支持され続けるでしょう。また、時代に合わせた形でのメディア展開を進め、より多くの人々に愛されるコンテンツであり続けることが期待されます。これからどのような新しい投稿や企画が登場するのか、楽しみが尽きません。