Bivattchee

Bivattchee：広島発、記憶に残るロックバンドの軌跡

1997年夏、広島修道大学のフォークソング部で出会った4人の若者によって、ロックバンドBivattchee（ビバッチェ）が誕生しました。彼らの音楽性は、すぐにSNAIL RAMPのTAKEMURA氏に認められ、SCHOOL BUS RECORDSというレーベルに所属することになります。

2001年1月、インディーズデビューを果たしたBivattcheeは、1stアルバム『青いカラス』で7万枚以上のセールスを記録するなど、瞬く間に注目を集めました。その高い音楽性と圧倒的なライブパフォーマンスは、多くのファンを魅了し、インディーズシーンを代表するバンドへと成長を遂げます。

その後、2003年8月にはソニーミュージックレコーズ内のgr8!recordsからメジャーデビュー。メジャーシーンでもその存在感を示しますが、彼らはその後、ソニーミュージックを離れ、独自の道を歩むことを決断します。

K&A CO,.LTD内にプライベートレーベル「Indigo Park」を設立し、再びインディーズでの活動をスタート。自主レーベルでの活動は、彼らにとって新たな挑戦であり、より自由に音楽表現を追求する機会となりました。しかし、2008年10月、オフィシャルウェブサイトで解散を発表。2009年3月1日、Shibuya O-WESTでのワンマンライブをもって、惜しまれつつもその活動に幕を閉じました。

メンバー紹介

Bivattcheeの音楽を支えたのは、4人の個性豊かなメンバーでした。

堤晋一（つつみ しんいち）：ヴォーカル担当。広島修道大学商学部国際商学科卒業。山口県下関市出身。キノコが嫌いという意外な一面も。
加藤栄治（かとう えいじ）：ギター担当。広島修道大学商学部経営学科卒業。エビとシャコが苦手。
山本聖治（やまもと せいじ）：ベース担当。広島修道大学人文学部人間関係学科心理学専攻卒業。卵が嫌い。
田代真一（たしろ しんいち）：ドラム担当。広島修道大学人文学部人間関係学科心理学専攻卒業。フナが嫌い。A型。

4人全員が広島修道大学出身という共通点も、バンドの結束を強くした要因の一つと言えるでしょう。

活動の足跡

Bivattcheeは、インディーズ、メジャー問わず精力的に活動を続けました。数々のシングル、アルバム、DVD作品を発表し、多くのライブイベントに出演。FUJI ROCK FESTIVAL、RISING SUN ROCK FESTIVAL in EZO、MONSTER baSHなど、大型フェスへの出演も果たしています。また、RCCラジオでは「堤晋一のBlue Bird Journy」や「Bivattcheeの今夜はトップ☆ギアー」といったラジオ番組も担当していました。

彼らの音楽は、多くのリスナー、そしてライブ会場に足を運んだ観客の心に深く刻まれています。短い活動期間ではありましたが、Bivattcheeは日本の音楽シーンに確かな足跡を残しました。

そして今…

解散から時を経て、メンバーそれぞれが新たな道を歩み始めています。しかし、Bivattcheeの音楽、そして彼らの生み出した作品は、今もなお多くのファンに愛され続けています。彼らが築き上げた音楽は、時代を超えて、聴く者の心を揺さぶる力を持つでしょう。彼らの音楽を通じて、再びその熱量に触れてみてはいかがでしょうか。

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