SNAIL RAMP

SNAIL RAMP：日本のメロコアシーンを彩ったバンドの軌跡

1995年、竹村哲を中心に結成されたSNAIL RAMPは、日本のスカパンク、メロディックハードコアシーンにおいて重要な役割を果たしたバンドです。彼らが所属する自主レーベルSCHOOL BUS RECORDS、そしてキングレコードや徳間ジャパンコミュニケーションズといったメジャーレーベルを介して、数々の作品を発表しました。

バンドの歩み：輝かしい成功と活動休止

1999年のシングル「MIND YOUR STEP!」はオリコン週間チャートで10位を記録し、2000年のアルバム『FRESH BRASH OLD MAN』では見事1位を獲得。Hi-STANDARDなどと共に日本のメロコア、スカコア・ムーブメントを牽引する存在となりました。ダウンタウンへの憧れから『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』に出演するなど、話題を集めました。

2002年にはアルバム『GRAVITY』をリリース。AKIOが全面的にボーカルと作曲を担当し、レゲエなどの新たな音楽性を導入した作品となりました。AIRをフィーチャリングした「HOTARU NO HIKARI」も収録され、話題となりました。同ツアーでは氣志團が前座を務めたことも記憶に残ります。しかし、この頃にはメンバーの過労が深刻化し、2002年10月、AKIOの脱退とバンドの活動休止が発表されました。

その後、竹村はSCHOOL BUS RECORDSの運営に専念し、Bivattcheeなどのマネージメントも担当。2004年9月にSNAIL RAMPは活動を再開し、TORUが正式メンバーとして加入しました。2006年のアルバム『TV MONSTER』、2007年のベストアルバム『SNAIL RAMP TRACK SINGLE COLLECTION & MORE』、2009年のアルバム『SIX LOGIC』を発表するなど精力的に活動を続けました。しかし、2010年にはISHIMARUが脱退。そして2015年3月には「ほぼ活動休止」が発表され、6月には下北沢SHELTERでのラストライブをもって活動休止となりました。

メンバー：個性豊かな才能の集結

現メンバー

TAKEMURA（竹村哲）: ボーカル＆ベース。SCHOOL BUS RECORDS主宰。キックボクサーとしても活躍し、2014年にはNKBウェルター級王座を獲得しています。
TORU（松浦徹）: ボーカル＆ギター。2005年加入。
AKABA（赤羽勇一郎）: ドラム＆コーラス（サポート）。2010年加入。現在ROAとして活動中。

脱退メンバー

ISHIMARU（石丸寿幸）: ドラム＆コーラス。ゲーム好きでFC東京サポーターとしても知られています。
AKIO（米田章男）: ボーカル＆ギター。「MIND YOUR STEP!」など数々のヒット曲を制作。脱退後はソロプロジェクトKOOLOGIとして活動。
TAKURO: ドラム
* TARO: ギター＆ボーカル

音楽活動以外：多岐にわたる活動

メンバーは音楽活動以外にも、多様な分野で才能を発揮しています。竹村はラジオパーソナリティとしてニッポン放送『竹村あきらの@llnightnippon.com』を担当。東洋水産とのタイアップでラーメンを発売するなど、幅広い活動でリスナーを魅了しました。また、J-WAVEやニコニコ動画の番組にも出演。メンバー全員で出演したJ-WAVEの番組『Across The View "ABENISTA FIRE"』や『OH! MY RADIO』なども人気を博しました。

SNAIL RAMP の音楽性と影響

SNAIL RAMPは、スカパンクとメロディックハードコアを融合させた独自の音楽性を確立しました。疾走感あふれる楽曲と、キャッチーなメロディーは多くのリスナーを虜にし、日本の音楽シーンに大きな影響を与えました。彼らの楽曲は、今でも多くのファンに愛され、聴かれ続けています。

まとめ：レガシーとして残る音楽

SNAIL RAMPは、活動休止後も彼らの音楽や活動は多くのファンに記憶され、語り継がれています。自主レーベルを立ち上げ、後進のバンドを育成するなど、音楽シーンへの貢献も大きく、日本の音楽史に名を刻むバンドと言えるでしょう。彼らの音楽は、これからも多くの音楽ファンにインスピレーションを与え続けることでしょう。

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