Boom Boom Boom/Come On Baby

郷ひろみ88作目のシングル「Boom Boom Boom／Come On Baby」詳細

2007年5月23日、郷ひろみ88作目のシングル「Boom Boom Boom／Come On Baby」がリリースされました。このシングルは、複数の点で郷ひろみのディスコグラフィにおいて重要な位置を占めています。まず、両A面シングルとしては松田聖子とのコラボレーション以来8年ぶり、そして郷ひろみ単独名義としては36年ぶりのリリースとなりました。このことは、郷ひろみが長年に渡り第一線で活躍し続け、その音楽性も進化を遂げていることを示しています。

各楽曲の特徴

「Boom Boom Boom」は、スペインのアーティスト、ダビッド・ビスバルのヒット曲「Oye el Boom」を日本語詞でカバーした楽曲です。郷ひろみによるカバーシングルは12年ぶりとなり、新たな魅力を生み出す試みとして話題を呼びました。日本語詞は森雪之丞が担当し、編曲は真崎修が手掛けています。ラテンのリズムと郷ひろみのボーカルが融合した、情熱的で躍動感あふれる楽曲に仕上がっています。

一方、「Come On Baby」は、国土交通省の「ビジット・ジャパン・キャンペーン」のキャンペーンソングとして書き下ろされた楽曲です。作曲はm-takeshi、作詞は澤本嘉光、編曲は河野伸と、実力派のクリエイター陣が参加しています。キャッチーなメロディーとアップテンポなリズムは、日本の魅力を世界に発信するキャンペーンにふさわしい、ポジティブでエネルギッシュな仕上がりとなっています。さらに、この楽曲の英語バージョン「Come On Baby〜English version〜」も収録されており、より幅広い層への訴求を目指した意欲的な作品と言えます。

シングルパッケージ

シングルCDのパッケージも、ファンにとって見逃せないポイントです。初回仕様盤には、郷ひろみ本人絵柄のステッカーと8ページのブックレットが封入され、通常盤には6ページのブックレットが付属しています。ブックレットの写真も異なるため、初回盤と通常盤では異なる内容を楽しむことができます。コレクターズアイテムとしての価値も高く、発売当時大きな話題となりました。

参加ミュージシャン

楽曲制作には多くのミュージシャンが参加し、それぞれの才能が楽曲の完成度を高めています。郷ひろみ自身はボーカルとコーラスを担当し、楽曲の中核を担っています。さらに、真崎修、小倉昌浩、山中剛といったベテランミュージシャンに加え、ダイナマイトブラザーズもコーラスで参加しています。彼らの演奏と歌唱が、楽曲に深みと奥行きを与えています。

収録アルバム

「Boom Boom Boom」は、郷ひろみのラテン音楽を集めたアルバム『SAMBA de GO 〜HIROMI GO Latin Song Collection〜』と、ベストアルバム『place to be』に収録されています。これらのアルバムを通して、「Boom Boom Boom」の持つ魅力を改めて堪能することができます。

まとめ

「Boom Boom Boom／Come On Baby」は、郷ひろみの音楽性とキャリアの幅広さを示す、非常に重要なシングルです。カバー曲とキャンペーンソングという異なるタイプの楽曲を両A面として収録し、さらにパッケージにもこだわったこの作品は、音楽ファンだけでなく、郷ひろみのファンにとっても、記憶に残る一枚と言えるでしょう。楽曲のクオリティはもちろんのこと、パッケージへのこだわり、キャンペーンソングとしての役割など、多角的な視点からこのシングルを評価することが重要です。

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