BungBungame Japan

BungBungame Japan株式会社について

BungBungame Japan株式会社は、台湾の戲智科技股份有限公司（BungBungame Incorporated）の日本支社として、2008年に設立されました。主にスマートフォンおよびタブレット向けのアプリケーション開発と、ハードウェアの製造を行っています。企業は、技術革新を推進し、日本市場向けに特化した製品を提供することで知られています。

沿革

BungBungameは、2008年12月15日に台北市で創業しました。その後、2010年にWindows Phone向けのゲームアプリ「Omi Jump」をリリースし、これが初の製品として市場に登場。2011年にはハードウェア事業にも進出し、積極的な商品展開を進めていきました。

2012年には、WindowsタブレットPC「Photon」の発売に続き、9月には薄型軽量のAndroidタブレットPC「MiSS」を発表しました。これにより、BungBungameはアプリだけでなく、ハードウェア市場にもその足場を広げていきます。2013年には、日本支社としてBungBungame Japan株式会社が設立され、さらに同年の12月には、シャープの「IGZO」技術を活用したAndroidタブレットPC「KALOS」を発売しました。

その後も製品開発は続き、2014年には8コアCPUを搭載したスマートフォン「WOLF」を発表。2015年には、AMD製APUを採用したWindowsタブレットPC「Photon 2」も市場に登場しました。2016年には、10.5インチの有機ELディスプレイを搭載した「KALOS2」を発売し、近年の技術トレンドを先取りした製品展開が特徴でした。

商品設計と広告戦略

BungBungameの製品設計は、ASUSやQuantaといったパートナー企業のサポートを受けて進められており、これにより競争力のある製品を開発しています。また、広告戦略にも積極的で、2013年には台北101にネオン広告を掲示し、2016年にはこの場所で年越し花火の独占スポンサーとなっています。この時のスポンサー料は4500万元（約7億円）にも達しています。

詐欺事件と事業の影響

2016年3月6日、創業者の徐三泰氏が台北松山空港から日本へ向かう途中、台北101の株式に関する投資詐欺の容疑で逮捕されるという事件が発生しました。翌日には保釈されましたが、その後、詐欺および文書偽造として起訴され、代表取締役社長の地位を退くことになります。起訴から約1か月後、徐氏は不幸にも事故で亡くなることとなり、この事件の真相は未解決のままとなりました。

この事件により、BungBungameは徐氏が主導していたハードウェア開発の停滞を余儀なくされ、実質的に事業は停止状態に陥ります。

結論

BungBungame Japan株式会社は、台湾発の革新的なアプリおよびハードウェア製品を市場に提供する企業としての地位を築いていましたが、創業者の逮捕とその後の事故により、多くの事業に影響を受けることとなりました。今後の展望は不透明ですが、これまでの業績と技術力は評価されています。

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