Bビーダマン爆外伝V

Bビーダマン爆外伝V

『Bビーダマン爆外伝V』（ボンバーマンビーダマンばくがいでんビクトリー）は、1999年2月7日から2000年1月30日まで、名古屋テレビが制作し、テレビ朝日系列で毎週日曜日の7:00から7:30（JST）に放送されたアニメ作品です。全50話が放送され、このアニメはスタジオ・マッドハウスによって制作されました。

概要

このシリーズは、タカラによって展開された玩具シリーズ『ボンバーマンビーダマン爆外伝』の第5弾であり、テレビアニメとしては2作目にあたります。前作に比べ、サンライズから参加したスタッフが多く、ロボットバトルの要素が強化され、よりロボットアニメらしい印象があります。登場キャラクターの性格は前作を踏襲しつつ、新たな舞台設定や立ち位置の変更があるなど大幅なリニューアルが行われています。

また、ビーダマンたちの「ビーダアーマー」は、頭部がパイロットに変形し、ロボットのボディに合体する新たなシステム、ヘッドオンシステムが導入されました。音楽はNINTENDO64用ソフト『爆ボンバーマン』を手掛けた多田彰文が担当し、オープニングやエンディングにはパイレーツやキャイ〜ンとのコラボレーションも行われ、音楽面でも充実した作品となっています。

あらすじ

物語は、銀河警察「ビーダコップ」のメンバーであるしろボンとあおボンが、宇宙海賊団「デビルベーダー」の襲撃を受けたボーダー星の姫あかボンを救出するところから始まります。姫は、悪党たちが狙う秘宝「ビーダキャリバー」を守るため、王国の王がそれを分割し、様々な惑星に散らばらせたときの経緯を語ります。しかし、デビルベーダーたちはそのクリスモンドを集めてビーダキャリバーを復活させようとしています。

しろボンたちは、時空転送装置を駆使して様々な時空に向かい、王を探しながらクリスモンドを集め、デビルベーダーとの戦いに挑みます。時を超えた冒険が繰り広げられる中で、仲間たちとの絆や成長も描かれています。

登場人物

• - しろボン: 主人公で、元気でお調子者な性格を持つ警察官。仲間思いでありながら、ドジを踏むことも多い。
• - あおボン: しろボンの相棒で頭脳担当。気弱で臆病な性格だが、危機の時には頼りになる。
• - あかボン: ボーダーランドの元姫。戦闘にも参加し、仲間たちと共に成長する。
• - くろボン: ビーダコップのエリート捜査官。一匹狼でありながら、仲間との協力を学ぶ。
• - デビル三銃士: 敵キャラクターたち。時には間抜けな側面も見せる。

制作と放送

本作は1999年から2000年にかけて放送され、最終回を迎えた後は、玩具や関連商品展開も行われました。本作品が終了したことで、同シリーズの玩具は『スーパービーダマン』シリーズに移行しました。続編や関連作品も展開される中、このアニメは『ボンバーマンジェッターズ』や『B-伝説! バトルビーダマン』といった後続のアニメの基盤にもなっています。

このように『Bビーダマン爆外伝V』は、様々な要素が詰まった魅力的な作品であり、ロボットアニメファンにとっても楽しめる内容となっています。

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