CANDY GIRL (hitomiの曲)

CANDY GIRL

『CANDY GIRL』（キャンディー・ガール）は、1995年4月21日にリリースされたhitomiの3枚目のシングルです。発売元はavex traxで、規格品番はAVDD-20092、定価は971円でした。この曲は特に、日本コダックの「スナップキッズEX」CMソングとして使用されたことで知られています。オリコンのTOP10には入っていませんが、ロングヒットを記録し、hitomiのシングルの中では最大の売上を誇ります。

作詞の背景

hitomiはメジャーデビュー前に、『ELLE』のファッションページで「CANDY GIRL」というタイトルの特集を見て、その内容から強い影響を受けました。海外のモデルたちが見せる自信に満ちた姿や生意気な表情に親近感を覚え、自分自身も同じように「自分を客観的に見れない女の子」をテーマにして歌詞を作ることを決心しました。彼女は、全体的な雰囲気が自分に似ていると感じ、自然に歌詞が出来上がったと喜びを表しました。

特に、歌詞の2番前半は小室哲哉が初めて聴いた際に一発でOKを出すほど、彼女の表現力が光っていたと言われています。いつも厳しい評価をする小室ですが、この歌詞に対しては「こんな詩は普通の人には書けない」と高く評価しました。

曲はデモテープの段階でラジオで先行公開され、リスナーの反応を考慮しながら調整が加えられ、完成に至りました。ジャケットには「私は世界中でたった一人前向きだよ」というフレーズが印刷されていますが、このテキストは特別なサブタイトルではありません。

収録曲

シングルには以下の楽曲が収録されています：

• - CANDY GIRL [ORIGINAL MIX] (4:02)
• - CANDY GIRL [CLUB MIX] (6:24)
• - CANDY GIRL [INSTRUMENTAL] (4:02)

本作品は、アルバム『GO TO THE TOP』や『h』『SELF PORTRAIT』などのアルバムにも収められており、小室哲哉の楽曲を集めたコンピレーションアルバム『TK MILLION WORKS』にも収録されています。

カヴァー

2011年には、モデルで歌手のminiが「CANDY GIRL 2011」としてカヴァーしました。miniは歌詞に込められたメッセージに深い共感を示し、自身のバージョンでも前向きな気持ちを届けたいと語りました。hitomiもこのアレンジを面白いと評価し、過去の自分と現代の若者をつないだ作品だと感じたことを語っています。ミュージックビデオには当時人気のブランド「GYDA」とのコラボ衣装が使用され、多くのモデルが参加しました。

また、2018年には加治ひとみと女性ラップユニット「FEMM」によるカヴァーもリリースされました。加治はこの曲を披露するために、様々なステージでパフォーマンスを行いました。

『CANDY GIRL』は時代を超えて多くのアーティストに影響を与え、今もなお愛され続けています。

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