CAPCOM VS. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001

CAPCOM VS. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001 概要

『CAPCOM VS. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001』（通称：カプエス2）は、2001年8月3日に稼働が始まったカプコンが開発したアーケード格闘ゲームです。このゲームは、SNKとカプコンのキャラクターが対戦するチームバトル型のゲームとして、多くのファンに愛されています。本作は、かつての『CAPCOM VS. SNK』シリーズの一環であり、前作『カプコン バーサス エス・エヌ・ケイ ミレニアムファイト 2000』に続く作品となっています。

ゲームシステム

本作の目立つ特徴は、レシオシステムの改良、 スーパーコンボ、怒りゲージ、ブロッキング、ジャストディフェンスといった多彩なシステムが統合されていることです。これにより、プレイヤーは各キャラクターに対して異なる戦略が求められます。また、前作の33人に新たに多くのキャラクターが加わり、総勢50人以上が参加しています。ゲーム内には、プレイヤーがキャラクターを選択する際に、C、A、P、S、N、Kの6つのグルーヴから1つを選択する「グルーヴシステム」があり、これによりプレイヤーは好みや戦法に合った特殊能力を持ったキャラクターを選ぶことができます。

グルーヴシステム

グルーヴにはそれぞれ異なる特徴があり、たとえばCグルーヴではスーパーコンボをレベルごとに発動でき、Aグルーヴではオリジナルコンボが使用可能になります。一方、Sグルーヴではエキストラゲージを操ることができ、Nグルーヴはストックしながらパワーを最大化させる仕組みがあります。

レシオシステム

レシオはキャラクターの強さを示す数値であり、プレイヤーはそれを自由に配分することが可能です。これにより、少人数チームで強力なキャラクターを選択したり、多人数チームで分散投資を行ったりするなど、戦略の幅が広がります。

プレイヤーキャラクター

登場キャラクターは、カプコンとSNKの人気キャラクターが50人以上に及びます。たとえば、カプコンからはリュウ、ケン、春麗などの定番キャラクターが登場し、SNK側からは草薙京や八神庵などが登場します。それぞれのキャラクターは独自の技や特性を持っており、まさに夢の競演ともいえる内容です。

移植と大会

アーケード版の稼働後、家庭用ゲーム機への移植も行われ、ドリームキャストやPlayStation 2版が同時にリリースされました。これにより、さらに多くのプレイヤーがこのゲームを楽しむことができました。また、カプコン公式の大会や全国大会「闘劇」にも選ばれるなど、e-sportsシーンにおいても重要な一作として位置づけられています。

まとめ

『CAPCOM VS. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001』は、そのシステム、多彩なキャラクター、そして深い戦略性によって、今なお多くの対戦型格闘ゲームファンに愛されているゲームです。特に、レシオシステムやグルーヴシステムによる多様な戦略が、これまでの対戦ゲームとは一線を画す魅力を生み出しています。

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