CARAVELLI PLAYS聖子

『CARAVELLI PLAYS 聖子』の魅力

『CARAVELLI PLAYS 聖子』は、1983年にEPIC・ソニーからリリースされたアルバムで、松田聖子の楽曲をフランス人指揮者カラベリ率いるカラベリ・グランド・オーケストラがインストゥルメンタルアレンジで演奏した作品集です。このアルバムは、松田聖子の音楽の新しい側面を感じさせる貴重なコレクションとなっています。

アルバムの概要

この作品集には、聖子の楽曲がフランス風の優雅なアレンジで収められています。特に曲名がフランス語である点が印象的で、カラベリが特別に作曲した楽曲も含まれていることから、聴く人に新鮮な驚きをもたらします。全楽曲はカラベリと大村雅朗による共同編曲で、オーケストラのリズムセクションや管楽器などのパートには日本のスタジオミュージシャンが参加し、独自の音色を生み出しています。

このアルバムが発売された当初は多くの音楽ファンに受け入れられましたが、現在では廃盤となり、入手が非常に難しくなっています。そのため、音楽コレクターの間では幻のCDとも呼ばれ、貴重な存在となっています。

収録曲の魅力

収録されている全曲は、松田聖子の代表的な楽曲のアレンジで構成されており、聴き手に懐かしさや新たな感動を与えてくれます。

1. JOLIE PETITE FLEUR [3:42] - シングル「赤いスイートピー」のエレガントなアレンジ。
2. UN CADEAU [4:41] - アルバム『Pineapple』の「P・R・E・S・E・N・T」を華やかに表現。
3. PARASOL BLANC [3:16] - シングル「白いパラソル」のリリカルなメロディ。
4. BALCON SUR LA PLAGE [3:36] - シングル「渚のバルコニー」を感じさせる涼しげなサウンド。
5. AU GRE DU VENT [3:46] - シングル「風立ちぬ」の浮遊感を大切にしたアレンジ。
6. LES AMANTS EN PLEIN HIVER [4:35] - アルバム『Candy』から「真冬の恋人たち」をロマンティックに。
7. AU PETIT MATIN TRANSPARENT [3:48] - アルバム『Pineapple』の「水色の朝」を精緻に表現。
8. L'ILE BLEUE A DEUX [3:45] - シングル「青い珊瑚礁」の情景を思わせるメロディ。
9. ETUDE POUR UNE ROSE SAUVAGE [4:03] - シングル「野ばらのエチュード」の柔らかい音色。
10. JARDIN　SECRET [3:22] - シングル「秘密の花園」が持つ魔法のような響き。
11. DEMAIN，JE　SERAI…… [4:17] - アルバム『Candy』の「未来の花嫁」を切なく奏でます。
12. LA CHANSON DE SEIKO [4:00] - カラベリによるオリジナル曲「9月のモンマントル」を含む、特別な一曲。

まとめ

『CARAVELLI PLAYS 聖子』は松田聖子の楽曲をアレンジした特別なアルバムで、聴く人に新たな感動をもたらします。入手が難しい今、音楽の時間を共にするための一枚として、一度聴いてみる価値がある作品です。

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