CAVE PARTY

CAVE PARTY - ザ・クロマニヨンズの2ndアルバム

ザ・クロマニヨンズの2枚目のアルバム『CAVE PARTY』は、前作『ザ・クロマニヨンズ』の発売から1年も経たないうちにリリースされました。このアルバムには全14曲が収録されており、その中には2ndシングル「紙飛行機」や3rdシングル「ギリギリガガンガン」も含まれています。ただし、「紙飛行機」はシングルとは異なるテイクが収録されています。

アルバム制作の裏側

前作においてレコーディングがわずか3日で完了したことを受けて、制作チームは今回のアルバムに少しのんびりとしたアプローチを取り入れ、最終的には5日間かけて録音を行いました。すべての作業は初めからモノラルで進められ、最後にステレオ・ミックスに移行しました。また、アナログ盤は元のモノラル・ミックスで収録されているため、聴く者にとって独特の音質を楽しむことができます。

初回生産限定版には、レコーディングの過程を映像で追った「cro-magnons TV SPECIAL」という特典DVDが付属しており、ファンにはたまらない一品となっています。

レコーディングメンバー

このアルバムには以下のメンバーが参加しています：

• - 甲本ヒロト（ボーカル、ブルースハープ）
• - 真島昌利（ギター）
• - 小林勝（ベース）
• - 桐田勝治（ドラム）

収録曲とその意義

1. ギリギリガガンガン - 3rdシングルであり、映画『ワルボロ』の主題歌として知られるこの楽曲は、エネルギーに満ちた一曲です。
2. 東京ジョニー - 映画『ROBO☆ROCK』の主題歌であり、街の雰囲気を感じさせるサウンドが特徴です。
3. 悲しみのロージー - 感情豊かな歌詞が聴き手に深い印象を与えます。
4. メガトンブルースやむしむし軍歌、こたつねこなど、ユーモアを交えた楽曲も多く収録されています。
5. ゴーロマンスやうめえなあもうは聴きやすく、親しみやすいメロディを持っています。
6. 吉野家CMソングとして知られる楽曲も収録されています。
7. 夢の島バラード - この曲では歌詞に「東京都江東区」が登場し、地元との結びつきを感じさせます。
8. レフュージア - 曲自体はTHE HIGH-LOWS時代から存在していたと、真島は語っています。
9. ゼロセン - 発売前からライブで演奏されていた曲です。
10. いきなりくると紙飛行機 - 特に「紙飛行機」はドラムが際立つアレンジが施され、シングルとは異なる雰囲気を持っています。

総括

『CAVE PARTY』は、ザ・クロマニヨンズがその音楽的幅を広げ、新たな挑戦を続けていく姿を垣間見ることができるアルバムです。多彩な楽曲が収録されたこの作品は、シンプルながらも強いメッセージ性を持ち、リスナーにとって魅力的な体験を提供しています。

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