CHIHARU (メイクアップアーティスト)

CHIHARU - 日本のヘアメイクアーティスト

CHIHARU（ちはる）は、元宝塚歌劇団花組の男役で、現在はヘアメイクアーティストとして活動しています。彼の本名は矢吹翔（やぶき しょう）で、1986年に宝塚歌劇団に入団し、72期生としてスタートしました。出身地は愛知県の北名古屋市で、身長は169cm、血液型はB型です。

略歴

小学校時代に「ベルサイユのばら」を見たことがきっかけで、タカラジェンヌになることを決意したCHIHARUは、1986年に宝塚歌劇団に入団しました。入団時の成績は45人中21位というもので、初舞台は『レビュー交響楽』でした。その後、雪組に配属され、同期には香寿たつきや紫吹淳などの有名なタカラジェンヌが名を連ねていました。

1997年には花組への組替えがあり、2004年には『La Esperanza／TAKARAZUKA舞夢！』の千秋楽をもって宝塚歌劇団を退団しました。退団後は、ヘアメイクアーティストとして新たなキャリアを築き、タレントやテレビ番組のヘアメイクを手掛けるようになりました。

芸名の由来

CHIHARUの芸名「矢吹 翔」は、彼自身が「翔」の字に「はばたく」という意味を込めたいという思いから名付けられました。その名字は母親によって考えられました。2014年のNHKの『あさイチ』では、彼の芸名が『あしたのジョー』の主人公に由来するという誤った情報が流れ、一時的に炎上しましたが、CHIHARU自身はそれを否定し、混乱を招く結果となりました。

宝塚時代の主な舞台

雪組時代

CHIHARUはSnow組で多くの舞台に出演しました。1989年には新人公演で「ムッシュ・ド・巴里」と「ベルサイユのばら -アンドレとオスカル編-」に出演し、1996年には『エリザベート -愛と死の輪舞-』でもシュバルツェンベルグ役を演じました。

花組時代

花組に異動後も活躍が続きました。星組ではなく、花組での活動を経て、さまざまな舞台に出演し、特に『ザッツ・レビュー』や『タンゴ・アルゼンチーノ』が代表作となっています。また、2004年には音楽劇『La Esperanza／TAKARAZUKA舞夢！』に出演し、これが彼の退団公演となりました。

ヘアメイクアーティストとしての活動

退団後、CHIHARUはヘアメイクアーティスト「CHIHARU」として活動を開始。宝塚歌劇団のポスターや写真集のヘアメイクを手がけ、テレビや映画、ファッションショーでもその腕前を発揮しています。特に、彼のセンスは多くのタレントやモデルから高く評価されています。また、2014年には自身のメイク技術をまとめた書籍『GINGER特別編集 CHIHARU式美顔造形メイク』を出版し、一般の人々にもアプローチをしています。

結論

CHIHARUの経歴は、タカラジェンヌとしての成功を経て、現在はヘアメイクアーティストとして多方面で活躍する姿を示しています。彼の才能や経験は、多くの人に影響を与え、今なお美の世界での多彩な活動が期待されています。

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