CLC(シーエルシー): 韓国の女性アイドルグループ
CLC(シーエルシー)は、
CUBEエンターテインメントから
2015年にデビューした人気の女性アイドルグループです。このグループは、CUBEの前身である
4minute以来5年ぶりに登場したガールズグループであり、初めての多国籍メンバーで構成されています。グループ名の「CLC」は、「CrystaL Clear」の略であり、これは水晶のように美しく透明な存在を意味しています。この名前には、「常に鮮明な光を放つクリスタルのように、変わらない魅力を持ったチームとして成長していく」という願いが込められています。
公式ファンクラブの名前はCHESHIRE(チェショ)で、これは童話に登場する
チェシャ猫に由来しています。グループのシンボルとして猫のマークが使用されており、常に笑顔でいることの大切さを象徴しています。
来歴
デビュー以前
CLCのメンバーには、デビュー前から多くの経験を持つメンバーが含まれています。タイ出身のソンは、2011年にオーディション番組
K-POPスターハントで優勝し、CUBEの練習生となりました。ユジンとスンヒは、CUBEボイスプロジェクトの一環として「Perfume」という曲に参加し、またスンヒは
BTOBのソンジェと共にドラマ「九厄少年」の挿入歌を歌ったり、ミュージックビデオに出演するなど、活動の幅を広げていきました。
さらに、デビュー前からCLCは
発達障害児を支援するためのボランティア活動を行い、広告モデルとして得た収益金の一部を寄付するなど、社会貢献にも力を入れていました。
デビュー
2015年3月に彼女たちのデビューイメージがSNSで公開され、続いてボランティア活動の様子を描いたドキュメンタリー動画が
YouTubeにアップロードされました。そして、3月19日には1stミニアルバム『첫사랑 (First Love)』とそのタイトル曲「Pepe」のミュージックビデオが公開され、
M COUNTDOWNに出演して正式にデビューを果たしました。アルバム制作には人気作曲チームが参加し、振り付けも著名なアーティストであるRainが手掛けました。
その後も彼女たちは、数回のミニアルバムをリリースし、特に2017年の5thミニアルバム『CRYSTYLE』に収録された「Hobgoblin」が、米国ビルボードワールドデジタルソングセールスチャートで4位にランクインするなど、国際的な人気を高めていきます。
グループ活動の展開
CLCは、2018年に7thミニアルバム『BLACK DRESS』をリリースし、さらなる人気を確立しました。2019年には、8thミニアルバム『No.1』のタイトル曲「No」がSBS MTV「THE SHOW」で1位を獲得するなど、音楽面での成功を収めました。また、2020年には1stシングルアルバム『Helicopter』がリリースされ、MVは7,100万回以上再生され高評価を得ました。
メンバーの変遷
しかし、2021年には専属契約の満了に伴い、
エルキーがグループを去り、その後ソンも脱退しました。更に
2022年にはスンヨンとイェウンの契約満了が発表され、5月20日にグループの解散が発表されました。ファンクラブ「CLC U CUBE」は、6月6日をもって運営を終了しました。
メンバーと活動の未来
CLCは、今後の活動や新たなプロジェクトについての情報をファンと共に迎えていくことが期待されています。彼女たちが築いてきた音楽の道のりとファンとの強い絆は、これからも多くの人に影響を与え続けることでしょう。