CNNデイブレイク

『CNNデイブレイク』の番組概要

『CNNデイブレイク』（シーエヌエヌ デイブレイク）は、テレビ朝日系列で1990年の4月から1994年の9月まで放送されたニュース・情報番組です。この番組は、アメリカのニュースチャンネルCNNからの映像を中心に、様々なニュースを伝えるスタイルで構成されていました。

番組のスタートと成り立ち

この番組は、1989年10月にスタートした『CNNモーニング』から派生したものです。開始からわずか半年の1990年4月に、元々は6時台に放送されていた部分を切り離し、新たに『CNNデイブレイク』が導入されました。その後、同年の10月には5時台も統合され、90分間の番組へと成長しました。番組は、テレビ朝日とCNNの独占契約を基に、CNNから逐次入電される映像を使用して進行され、キャスターがそれにコメントを加える形をとっていました。

スタジオセットは、当時のテレビ朝日が運営する夕方のニュース番組（『600ステーション』や『ステーションEYE』）と共用され、アーク放送センターのNスタジオから放送が行われました。CNN情報デスクは、メインセットに座るキャスターとは異なる場所から報道を伝え、番組をサポートしていました。

コーナーと構成の変化

1993年の4月2日までは、『ANNニュースフレッシュ』が番組の一コーナーとして組み込まれており、開始当初はそのメインキャスターが兼任していました。これは系列局に配慮した構成であり、特に他の系列局が『ニュースフレッシュ』を単独でネットできるようにするためでした。司会者の後ろにある番組タイトルのパネルも、その時間帯のみ差し替えられる工夫が施されていました。

1991年の9月30日からは、『ANNニュースフレッシュ』をテレビ朝日アナウンサーの保坂正紀が担当する形に変更されました。また、1993年4月には、川瀬眞由美が降板し、『ステーションEYE』から異動してきた戸田信子が新たなキャスターとして加わりました。これに伴い、6時45分からの放送枠も影響を受け、番組の内容は60分に縮小されました。

番組の最終回と影響

1994年の9月に『CNNデイブレイク』は放送を終了しましたが、その後も経済情報コーナー「MONEYLINE」は、『やじうま6』として継続されることとなりました。また、山形テレビがテレビ朝日系列に変更した際には、この番組が最初に放送されたことで、特に記憶に残っています。

放送時間とネットワーク

放送時間は6:00からスタートし、6:45に飛び乗り・飛び降りポイントが設けられていました。5:30開始の時代には、6:00に再度オープニングが流されることがありましたが、番組によってはテーマ音楽のアレンジが行われることもありました。

主要キャスターや関係者

メインキャスターは特に注目され、情報デスクのキャスターやお天気キャスターたちもそれぞれの重要な役割を担っていました。増田ひろみ、反町由美子、山崎奈々、日野陽子など、多くのキャスターが番組を盛り上げました。

『CNNデイブレイク』は、本格的なニュースを視聴者に届ける役割を果たし、またCNNに関連した情報を視覚的に伝える重要な番組として、多くのファンに支持されました。

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