COLORS (浜田麻里のアルバム)

『COLORS』は、浜田麻里が1990年9月20日に発表した11枚目のオリジナルアルバムです。ビクター音楽産業／Invitationレーベルからリリースされ、同レーベルでの最後のアルバムとなりました。

このアルバムは、先行シングル「Heaven Knows」をはじめ、収録曲の多くがタイアップとして使用されたこともあり、ファンの間では特に人気の高い作品として知られています。1曲目の「Is This Justice?」や、シングルカットされた「Nostalgia」とそのカップリング曲「Empty Room」など、多数の楽曲がタイアップに起用されました。

音楽性においては、5曲目に収録されている「Nostalgia」が特徴的です。この曲は、増崎孝司が作曲を手がけ、イントロ部分の厚いストリングスが曲の重要なポイントとなっています。浜田麻里自身も、アメリカでのレコーディング時にこのストリングスのアレンジに非常にこだわったと語っています。「Nostalgia」は、テレビ朝日系の『パリダカールラリー』のテーマソングとしても使用され、1990年12月16日にはシングルとしてもリリースされました。

音楽雑誌『CDジャーナル』では、アルバムジャケットの浜田麻里の姿に触れ、「どぎついメイクをしない方が可愛い」とコメントしつつ、音楽性については「マイケル・ランドウのギターがうなるヘヴィでラウドなLAポップ」と評しています。特に「Heaven Knows」を例に挙げ、「曲が良い」と肯定的な評価を与えています。

アルバムの参加ミュージシャンには、以下のメンバーが名を連ねています。

The Band
Michael Landau: Electric and Acoustic Guitars
John Pierce: Bass
Denny Fongheiser: Drums and Percussion
John Keane: Drums
Jeff Daniel: Keyboards
Tom Keane: Keyboards
Additional Guests
Gerald Albright: Sax
Charles Judge: Keyboards
David Woodford: Sax
Nick Lane: Trombone
Steve Madaio: Trumpet

『COLORS』は、その音楽性の高さと、タイアップ効果も相まって、浜田麻里の代表作の一つとして多くのファンに愛されています。LA録音によるサウンドは、当時の音楽シーンにおいても独特な存在感を放っていました。

このアルバムに関する詳しい情報は、以下の公式ウェブサイトで確認できます。

Mari Hamada Official Siteによる紹介ページ
* COLORS

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