COMA-CHI

COMA-CHI：音楽と占星術を融合させる異才のラッパー

COMA-CHIは、日本のヒップホップシーンで独自の地位を築いている女性ラッパー、シンガー、そして占星術師です。東京都出身の彼女は、音楽と占星術という異なる分野を融合させ、多角的な表現活動を展開しています。

バンド活動からヒップホップへ

COMA-CHIは、中学生時代にバンドのボーカリストとして音楽活動をスタートさせました。その後、ヒップホップに傾倒し、10代の頃から渋谷や六本木のクラブ、路上サイファー、MCバトルなどでその才能を発揮し始めました。「SHINJUKU SPOKEN WORDS SLAM」での優勝や、2005年のB BOY PARK MCバトルでの女性初の準優勝など、数々の実績を残しています。

インディーズでの活動とメジャーデビュー

2006年には、インディーズ1stアルバム『DAY BEFORE BLUE』をリリース。自身のレーベル「24区」を設立し、ヒップホップユニット「JUNK BEAT TOKYO」を結成するなど、精力的に活動を展開しました。また、加藤ミリヤ、RIP SLYME|RIP_SLYME、DABOなど、メジャー・インディーズを問わず幅広いアーティストの作品に客演として参加し、その名を広めていきました。

2009年、アルバム『RED NAKED』でメジャーデビュー。KREVAや川畑要（CHEMISTRY）、青山テルマなどとのコラボレーション楽曲を収録した恋愛コンセプトアルバム『LOVE ME PLEASE!』も発表し、話題を呼びました。

独立後の活動と音楽性の深化

2011年にメジャーレーベルとの契約を終了後、自身のレーベル『Queen's Room』を設立し、絵本付きEP『太陽を呼ぶ少年』をリリース。2012年には、独立後初のフルアルバム『GOLDEN SOURCE』を発表しました。2014年には、ジャマイカのレゲエオリジネーターSly and Robbieのアルバムに客演参加し、同作がグラミー賞にノミネートされるという快挙も達成しました。

2018年には、産後初となるフルアルバム『JOMON GREEN』をリリース。日本人の根底に眠る“JOMON”のメッセージを世界に発信するというテーマを掲げ、Kendrick LamarやSZAなどを手掛けるLAのプロデューサーJosef Leimbergと共作した楽曲も収録されています。アイヌ文化をモチーフにした楽曲が、マーベルのアニメの挿入歌に採用されるなど、その音楽性は高く評価されています。

ディスコグラフィー

スタジオ・アルバム
RED NAKED（2009年）
LOVE ME PLEASE!（2009年）
Beauty or the Beast?（2010年）
GOLDEN SOURCE（2012年）
JOMON GREEN（2018年）
シングル
STEP UP!（2010年）

多彩なコラボレーション

COMA-CHIは、数多くのアーティストの作品に参加しています。その中でも、RIP SLYME|RIP_SLYMEの「EVOLUTION」、加藤ミリヤの「FUTURECHECKA」、清水翔太の「Family」などは、特に人気の高い楽曲です。

COMA-CHIは、その才能と独創性で、日本の音楽シーンに新たな風を吹き込んでいます。今後の活躍にも目が離せません。

もう一度検索