DABO

DABO（ダボ）

DABO（本名：芦田大介）は、1975年1月6日生まれの日本のヒップホップMCであり、千葉県出身です。彼はNITRO MICROPHONE UNDERGROUNDのメンバーとしても広く認知されています。学生時代にアメリカのヒップホップ文化に魅了され、17歳からラップを始めました。1995年にはDJ HAZIMEやSUIKEN、KEI-BOMBと共に「CHANNEL5」というグループを結成し、活発に音楽活動を行っていきます。

音楽キャリアの初期

1997年、彼はSHAKKAZOMBIEの楽曲「共に行こう -version pure-」にGORE-TEX、SUIKEN、MACKA-CHINと共に客演。このことがきっかけで、彼の名は徐々に広がっていきます。1999年には、彼の初のソロ名義による12インチシングル「MR.FUDATZKEE」をインディーズレーベルのRealty Recordsから発売しました。音楽的な基盤を確立し、独自のスタイルを磨いていきます。

NITRO MICROPHONE UNDERGROUNDからDef Jam Japanへ

2000年10月、DABOはNITRO MICROPHONE UNDERGROUNDのメンバーとして、アルバム『NITRO MICROPHONE UNDERGROUND』をリリースします。このアルバムはDef Jam Japanの設立後、最初にリリースされた作品としても注目されました。2001年6月には1stアルバム『PLATINUM TONGUE』をリリースし、その中の「レクサスグッチ」が映画『ワイルド・スピード』の日本版エンディングテーマに採用されました。この成功により、彼は全国20都市でのライブツアーを行い、その名は広がっていきます。

音楽スタイルと成長

その後も彼は、2002年に2ndアルバム『HITMAN』をリリースし、全国31都市でのツアーを実施。その後も多くのアーティストとのコラボレーションを行い、2003年には3rdアルバム『Diamond』を発売し、音楽プロデューサーTOMMY COSTERを含む多彩なチームが参加しました。これにより彼の音楽性はさらに幅が広がりました。

自身のレーベル設立

2004年には「BABY MARIO PRODUCTION」を設立し、2005年にはMACKA-CHINとのユニットMABOのアルバムを発表。2006年にはEMIミュージック・ジャパンと契約し、4枚目のアルバム『THE FORCE』をリリース。この作品は、客演なしで構成され、社会へのメッセージが強く込められたものとなりました。

多方面での活躍

2012年には政治的な活動にも関与し、衆議院議員総選挙の街頭演説で楽曲を披露しました。また、2014年には新レーベル「FEEL NO PAIN」を設立し、アメリカのヒット曲のカバーアルバムを発表。2018年には久しぶりのソロEP『NANA』をリリースし、音楽活動は続いています。

プライベートと特徴

DABOは171cmの身長を持ち、学生時代は現代文と英語が得意でした。彼のMC名は家族からの愛称「ダイ坊」が由来しています。自身の独特なセンスを生かし、イラストを描くことも好きで、絵を描く際には「フダ画伯」という名義を使っています。また、2018年4月には結婚し、2019年4月には子どもも誕生しました。

DABOは、音楽だけでなく多くの活動を通じて独自の世界観を広げており、今後の活躍が期待されるアーティストの一人です。

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