COSMICOLOR

アルバム『COSMICOLOR』の概要

『COSMICOLOR』は、日本の音楽ユニットm-floによる5枚目のスタジオアルバムで、2007年3月28日にrhythm zoneからリリースされました。この作品は、2003年から続いていた「loves Who?」シリーズの締めくくりとなる重要なアルバムです。全収録曲のタイトルには「love」が含まれ、愛の多様な形をテーマにしています。

チャート成績とリリース形態

前作『BEAT SPACE NINE』は、オリコンで1位を獲得したものの、『COSMICOLOR』のチャート順位は3位に留まりました。この結果には、同時期に大塚愛のベストアルバムやMr.Children、中島美嘉のアルバムが発売されていた影響もあると言われています。アルバムは「CD」と「CD＋DVD」の2形態で販売され、初回版には特別ジャケットと特典映像が収められています。アルバムのコンセプトは「愛は宇宙のように大きい」で、視覚的な演出も意識された作りになっています。

ストーリー

本アルバムの背景には、2017年に地球人が宇宙からの侵略者「ジョニー・タキゲロ」による音楽によって洗脳されるという設定があります。その中で、m-floは地球に帰還し、人々の心を救うための活動を始めます。特に「Music Monopoly」では、音楽が巨大な権力に支配される様子がコメディタッチで描かれています。

収録曲と映像

このアルバムには、様々なアーティストとのコラボレーション作品が含まれています。たとえば、シングル「Love Don't Cry」ではCrystal Kayが参加しており、こちらはCMソングとしても使われました。また「Luvotomy」では安室奈美恵との共作が実現し、タイトルは「Love」と「Lobotomy」を組み合わせた造語です。

アルバムには多彩な楽曲が収録されており、各曲が独自の魅力を持っています。以下は一部楽曲の紹介です：

• - STUCK IN YOUR LOVE: melody.とのコラボ曲で、日本語版「BoRn 2 luv U」がカップリングに収録。
• - Summer Time Love: OIOIのCFソングで、明るいサウンドが特徴。
• - Love Me After 12AM: 映画『EX MACHINA』のサウンドトラックにも同名の曲が含まれています。
• - LOVE ME, HATE THE GAME: 様々な国のアーティストと共演した、国際色豊かな一曲。
• - Love to Live By: ビッグバンド風のアプローチが新鮮で、アニメーションPVも話題になりました。

参加アーティスト

本作には、多彩なアーティストが参加しており、全体のサウンドをより豊かにしています。参加アーティストには、Crystal Kay、安室奈美恵、melody.、日之内エミ、BONNIE PINK|BONNIE_PINKなどが名を連ねています。

まとめ

『COSMICOLOR』は、m-floの音楽的探求を集約した作品であり、愛のさまざまな側面を鮮やかに表現しています。各曲の異なるスタイルとテーマを通じて、聴く人々に深い感動を与える力に満ちたアルバムであると言えるでしょう。

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