CQ出版

CQ出版株式会社は、東京都文京区に本社を構える出版社で、アマチュア無線や電子工学関連の専門誌、書籍を数多く発行しています。

歴史

CQ出版のルーツは、日本アマチュア無線連盟（JARL）の機関誌であった『CQ ham radio』に遡ります。元々は株式会社CQ出版社が発行していたこの雑誌を、1954年5月にCQ出版株式会社が引き継ぎ、事業を開始しました。創業当初からJARLとの関係が深く、1995年までJARL事務局と同じ建物内に本社を置いていました。

社名についてですが、正式には「CQ出版株式会社」ですが、出版物やウェブサイトでは「CQ出版社」という名称も使用されています。

2015年4月20日には文京区千石に新社屋が完成し、同年5月7日から新社屋での業務を開始しました。

主な刊行物

CQ出版は、以下の様な多くの定期刊行雑誌を発行しています。

CQ ham radio: アマチュア無線に関する情報を網羅した雑誌で、無線愛好家にとって必読の雑誌です。
別冊CQ ham radio: 『CQ ham radio』の別冊として、特定のテーマを掘り下げた内容を提供しています。
トランジスタ技術: 電子回路の設計・開発に携わる技術者向けの専門誌です。電子デバイスに関する詳細な情報を提供しています。
トランジスタ技術SPECIAL: 『トランジスタ技術』の別冊で、特定の技術テーマに焦点を当てています。
Interface: エレクトロニクス、コンピュータの技術情報誌。
RFワールド: 高周波回路技術に関する情報を提供する雑誌。
グリーン・エレクトロニクス: 環境に配慮した電子技術を扱う雑誌。
FPGAマガジン: FPGA（Field Programmable Gate Array）に関する最新情報を掲載。

過去には、以下の雑誌も発行していました。

Design Wave Magazine:（休刊）
ディジタル・デザイン・テクノロジ:（休刊）
* エレキジャック:（休刊）

これらの雑誌は、電子工作や電子技術に興味がある読者にとって貴重な情報源であり、長年にわたり多くの技術者やアマチュアに支持されてきました。

CQ出版と電子工作

CQ出版は、その刊行物を通じて電子工作の普及にも貢献してきました。特に『トランジスタ技術』などの専門誌は、電子回路の基礎から応用まで幅広い知識を提供し、電子工作愛好家や技術者のスキルアップを支援しています。また、電子工作の歴史を振り返ると、CQ出版が発行してきた雑誌は重要な役割を果たしてきたことがわかります。

関連情報

CQ出版は、電子工学やアマチュア無線分野において、専門的な情報を提供する出版社として広く知られています。その出版物は、技術者や研究者だけでなく、アマチュア無線家や電子工作愛好家にも役立つ情報を提供しています。CQ出版の活動は、電子工学の発展と技術教育に貢献していると言えるでしょう。

公式サイト

公式ウェブサイトでは、最新の刊行物情報やイベント情報などを確認できます。電子工作に興味のある方は、ぜひ一度ご覧ください。

公式ウェブサイト

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