中島美嘉「CRY NO MORE」
中島美嘉による17枚目の
シングル「CRY NO MORE」は、
2006年の第1弾としてリリースされた作品です。この楽曲は、彼女のベストアルバム『BEST』に続く新しい挑戦の一環として登場し、特に
アニメソングとしても注目されています。タイトル曲は、
ルーツ・ミュージックへの回帰をテーマにしたゴスペルスタイルのブルースで、聴く人々に深い感動を与える力強い演奏となっています。
実際の楽曲の制作およびプロモーションビデオの撮影は、アメリカの
テネシー州メンフィスで行われました。その中で中島は、
ハリケーン・カトリーナの影響を受けた地域の復興を支援する意向を示し、その結果、メンフィスの名誉
市民として表彰されることになりました。この活動は、次の
シングル「
ALL HANDS TOGETHER」に繋がっていくことになります。
「CRY NO MORE」は、
毎日放送とTBS系のアニメ『
BLOOD+』のエンディングテーマとしても起用され、その印象が視聴者に鮮烈に残る楽曲です。また、
カネボウ化粧品の「KATE」CMソングとしても使用され、その露出度は非常に高いものでした。このように、多くの場面で使用されることで、
中島美嘉の音楽が広く認知されることとなりました。
シングルには、同曲のインストゥルメンタルバージョンに加え、他の収録曲として「BLACK & BLUE」も含まれています。「BLACK & BLUE」は、中島自身が作詞し、国際的に活躍するアーティストLori Fineと共作したものです。こちらも、印象的なメロディと歌詞で多くのファンを魅了しました。
さらに、初回生産限定版には、アニメ『
BLOOD+』とのコラボレーションによる特製ジャケットサイズのステッカーが同梱され、ファンにとって魅力的なアイテムとなっています。
この
シングルは、その後も
中島美嘉のアルバム『YES』や『
NO MORE RULES.』、さらには『TEARS』といった他の作品に収録され、彼女の音楽キャリアにさらなる重要な一歩を刻むことになりました。彼女の音楽スタイルや表現力が結集した「CRY NO MORE」は、ファンにとって特別な位置を占める作品となっています。
多様な音楽ジャンルに挑戦し続ける
中島美嘉は、この作品を通じてさらなる成長を遂げながら、様々な活動にも力を入れています。「CRY NO MORE」は、そのような彼女の精神を象徴する楽曲であり、今後の活動にも注目が集まります。