Chageの音道

JFN系列で放送されているラジオプログラム、それが『Chageの音道』（チャゲのおとみち）です。2010年4月にスタートし、そのマイクの前に立つのはシンガーソングライターのChage。

この番組の大きな特徴は、リスナーとの対話を大切にしている点にあります。番組には日々、多くのリスナーからリクエストやメッセージが寄せられます。これらの声は、収録前にChage本人が丁寧に目を通し、番組で紹介するものが選ばれています。番組の中心となるのは音楽で、Chage自身の楽曲はもちろん、彼が「良い音」と感じた国内外の様々なジャンルの曲がセレクトされ、リスナーに届けられています。

番組はいくつかのコーナーで構成されており、それぞれが『Chageの音道』を彩る要素となっています。

リスナーメッセージ
番組の合間に設けられるこのコーナーでは、リスナーから届いた多種多様なメールが紹介されます。日常の出来事、Chageへの質問、番組への感想など、リスナーの率直な声が番組に活気を与えています。
chageの音だめし
かつてはChageが敬愛する特定のアーティストに焦点を当て、その楽曲を3曲選び、自身の解説を交えながら紹介するコーナーでした。しかし、2022年10月からはリニューアルされ、リスナーから寄せられた「おすすめの1曲」を紹介する形に変わりました。初回は番組スタッフが選曲を担当しました。
やっぱり生が好き
Chageが実際に足を運んだコンサートや、自身のライブに関するエピソードを、リスナーから寄せられたライブ体験談のメールと共に紹介します。さらに、Chageが感動したアーティストのライブ音源も紹介し、音楽の「生」の魅力を伝えます。
トラベルミュージック
ラジオを通じてリスナーを旅へと誘うコーナーです。リスナーから募集した旅のエピソードやおすすめの場所に関するメッセージを紹介。それに合わせて旅先で聴きたいリクエスト曲が流れ、曲の後にはChageがその旅の思い出や風景について思いを巡らせるひとときがあります。
リスナーメッセージ（テーマしばり）
Chageから特定のお題が出され、そのテーマに沿ったエピソードやメッセージをリスナーから募集し紹介する企画です。通常のリスナーメッセージとは異なり、特定の切り口でリスナーの声を掘り下げます。
chage プロデュース音まつり
Chageが独自のテーマを設定し、それに沿って選曲した3曲を紹介するコーナーです。まるで自身がコンピレーションアルバムをプロデュースするような感覚で、選曲の意図や楽曲への思いを語ります。
* Chegeのずっと細道（不定期）
Chageの楽曲『そういうひと』にちなんだ不定期コーナー。リスナーが思う「どのような人」かを募集し、楽曲の世界観と重ね合わせながら紹介します。

番組の合間に流れるCMフィラーにもこだわりの選曲がされており、ジャック・ニッチェやRoman Andrén、John Jorgensonといったアーティストの楽曲が番組の雰囲気を彩っています。

この番組は全国のJFN系列局で放送されています。2022年10月現在、ネット局は変動を経て現在の数に至っています。放送開始当初は20局でネットされていました。ネットされている全局でradikoおよびradikoプレミアムを通じた聴取が可能となっており、多様な時間帯で楽しめるよう、土曜日からファイル配信が開始されています。主なネット局は土曜、日曜（土曜深夜含む）、月曜（日曜深夜含む）、火曜に放送されており、Chageの出身地であるエフエム福岡でも放送されています。過去には長野エフエム放送やエフエム佐賀など、様々な局で放送されていました。

また、TOKYO FM制作でASKAやCHAGE and ASKAを特集する関連番組として『ASKA Terminal Melody』があります。

『Chageの音道』に関する情報は、AuDeeやJFNの公式サイト、インターネットアーカイブなどで確認できます。

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