ChargeSPOT

ChargeSPOT（チャージスポット）

ChargeSPOTは、香港発祥のモバイルバッテリーシェアリングサービスです。日本では株式会社INFORICHが2018年4月19日から運営しており、「日本初の持ち運び可能なスマホ充電器シェアリングサービス」として展開されています。

歴史

ChargeSPOTのルーツは、2017年4月に香港の実業家デイヴィス・チャンが始めた「Cha Cha Station」という充電機レンタルサービスにあります。その後、法人設立を経て中国市場にも参入。2017年11月には、日系香港人の実業家である陳日華（日本名：秋山広宣）氏が社長を務める株式会社INFORICHが買収し、2018年4月にブランド名をChargeSPOTに変更しました。

サービス概要

ChargeSPOTは、駅、カフェ、スポーツスタジアムなど、様々な場所に設置された専用の筐体からモバイルバッテリーを借り、使用後に別のChargeSPOTへ返却できるシステムです。海外では中華圏やタイで展開されており、今後はアメリカ（ハワイ）への設置も計画されています。

2021年11月時点で、全国に3万台、国外を含めると合計38,300台が設置されています。INFORICHは、国内設置数を2021年内に35,000台、2022年に6万台、2023年に10万台に増やす計画を発表しています。

モバイルバッテリー

ChargeSPOTのモバイルバッテリーには、マイクロUSB、USB Type-C、Apple Lightningの3種類のケーブルが内蔵されており、日本国内で流通しているほぼ全てのスマートフォンに対応しています。

料金

料金体系は時間制で、利用時間に応じて料金が加算されます。料金は改定を重ねており、以下に主な料金改定の履歴を示します（特記がない場合は0時からの適用）。

2019年1月31日まで（税別）
初回利用時に端末保証代金（デポジット）として1,500円（後に1,980円に変更）
最初の1時間：100円
1時間以降48時間未満：200円
2019年2月1日から（税別）
デポジット制度廃止
最初の1時間：150円
1時間以降48時間未満：300円
2019年12月3日12時から（税別）
1時間未満：150円
1時間以降48時間未満：300円
以降、時間に応じて加算
2021年4月1日から（税込）
30分未満：165円
30分以降48時間未満：330円
以降、時間に応じて加算
2022年4月1日から（税込）
30分未満：165円
30分以降6時間未満：330円
以降、時間に応じて加算
2023年6月1日から（税込）
30分未満：165円
30分以降3時間未満：360円
以降、時間に応じて加算
2024年7月1日9時から（税込）
1時間未満：330円
1時間以降3時間未満：430円
以降、時間に応じて加算

120時間（5日）以内に返却しなかった場合は、別途違約金が発生します。

ChargeSPOT Pass

2022年7月からは、サブスクリプションサービス「ChargeSPOT Pass」が開始されました。月額料金を支払うことで、一定回数まで定額でモバイルバッテリーをレンタルできます。

特殊な設置場所における料金

東京ディズニーリゾートやユニバーサル・スタジオ・ジャパンといった特定の施設内では、通常の料金体系とは異なる料金が適用されます。また、これらの施設内でのレンタルには、ChargeSPOTの割引キャンペーンは適用されません。

各施設の料金は以下の通りです。

東京ディズニーリゾート
1時間未満：180円（税込）
以降、時間に応じて加算
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
1時間未満：250円（税込）
以降、時間に応じて加算

詳細な料金体系については、ChargeSPOTの公式サイトやアプリをご確認ください。

もう一度検索