Cheer1

Cheer♡1（チアワン）

グループ概要

Cheer♡1（チアワン）は、日本のモデルたちを中心に結成されたアイドルグループです。グループ名は「応援」や「元気」を意味する「Cheer」に由来し、その名の通り、日本のプロレス団体「WRESTLE-1」の公式サポーターとして活動しました。グループの運営はモデル事務所ウォークが主に担当し、所属メンバーはウォーク所属者が中心でしたが、他の事務所に所属するモデルも参加していました。

活動の軌跡

グループの歴史は、WRESTLE-1の旗揚げと密接に関わっています。2013年9月7日、WRESTLE-1旗揚げの前日に行われた公開記者会見で、Cheer♡1が公式サポーターに就任することが正式に発表されました。翌日の9月8日、後楽園ホールで開催されたWRESTLE-1の旗揚げ戦に出演し、本格的に活動を開始しました。彼女たちの主な活動は、WRESTLE-1の会場でのパフォーマンスでした。

体制の変遷とメンバーの出入り

活動期間中に、グループの体制は変化しました。2016年2月からは、WRESTLE-1の試合開始前にパフォーマンスを行う「W-1チーム」と、ライブハウスなどで主に音楽ライブを行う「ライブチーム」の2チーム体制で活動する期間がありました。この体制は2017年7月まで約1年半続きました。2チーム制移行時には、西原が総監督を務め、永友春菜がW-1チームのリーダー、柳本絵美がライブチームのリーダーを担当することが発表されています。しかし、ライブチームは2017年7月に活動を終了し、ライブ専任メンバーであった柳本絵美と榎本ひかりはこれを機にグループを卒業しました。

グループには多くのメンバーが在籍し、加入と卒業を繰り返しました。例えば、2014年末には才木玲佳と柳本絵美が加入。2016年には橘沙奈の卒業や如月さやの加入がありました。特に、プロレスラーとしても知られる才木玲佳はグループの中心メンバーの一人でしたが、プロレス活動に専念するため、永友春菜、尾崎礼香と共に2019年3月に卒業しました。これに伴い、同月に平崎里奈、遠藤有栖、中野のぞみといった新メンバーが加入し、新たな体制で活動を継続しました。

音楽活動とメディア出演

ライブチームの活動期間中には、グループ初のオリジナル曲「Ready Go!!!!!」が誕生しました。この楽曲はライブチームのメンバーであった柳本絵美が作詞を手掛け、2017年1月に東京女子プロレスの興行でのミニライブで初めて披露されました。その後、「Ready Go!!!!!」は才木玲佳選手の入場曲としても使用され、2017年10月にはCDとして販売されました。

また、Cheer♡1はプロレス会場以外でも活動を展開しました。ウェブ配信では、Showroomで「Cheer１の応援"生"ラジオ」を、YouTubeでは「週刊WRESTLE-1 TV」のMCを持ち回りで担当しました。テレビ番組への出演もあり、テレビ大阪の「わざわざ言うテレビ」やAbemaTVの「お願いランキング」などに出演しています。さらに、2017年にはプロレスをテーマにした映画「リングサイド・ストーリー」にも参加するなど、活動の幅を広げました。

活動休止、そしてその後

Cheer♡1の活動は、公式サポーターであったWRESTLE-1の動向と運命を共にしました。2020年2月29日、WRESTLE-1が同年4月1日をもって活動を休止することを発表したため、Cheer♡1も同日をもって無期限の活動休止に入ることとなりました。これにより、約6年半にわたるグループとしての活動に一旦終止符が打たれました。

グループの活動休止後、メンバーはそれぞれの道を歩みました。新メンバーとして加入した遠藤有栖は、東京女子プロレスで練習生として経験を積み、2021年1月にはプロレスラーとしてデビューを果たしています。

Cheer♡1は、プロレスというユニークな舞台で、モデルとしての美しさとアイドルとしてのパフォーマンスを融合させた、独自の立ち位置を持つグループとして活動しました。短い期間ではありましたが、WRESTLE-1の歴史と共にファンに元気と応援を届けました。

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