Clear Sky

『Clear Sky』は、椎名へきるがリリースした12枚目のオリジナルアルバムです。前作から1年3ヶ月ぶりとなる本作は、引き続き木根尚登がプロデュースを担当し、前作からの参加メンバーである木根、木村建、中山加奈子、大坪稔明に加え、10thアルバム『10 Carat』以来となるDAITAが参加しています。また、西田賢太郎、羽岡佳、松本泰幸の3名が今作で初めて参加しています。

アルバムには、31stシングル「メモリーズ」、32ndシングル「ラヴ・ジェット・コースター」、33rdシングル「旅立ちの唄」といったシングル曲が収録されています。さらに、1曲目に収録されている「熱風」は、34thシングルとしてアルバムに先駆けてシングルカットされました。特に「メモリーズ」は、歌詞カードやCDジャケットには表記されていませんが、シングルとは異なる音源で収録されている点が特徴です。

作詞においては、椎名自身が11曲中6曲で作詞を手掛けており、自身の内面を深く表現しています。その他、中山加奈子が4曲、木根尚登が1曲作詞を担当しています。木根が作詞した「Happy Birthday〜愛のランナー〜」は、彼自身が2004年のホノルルマラソンに参加し、8時間かけて完走した際の体験を元に制作された楽曲です。この曲には、マラソンを通して感じた喜びや感動が込められています。

初回盤には特典として、2005年4月17日にSHIBUYA-AXで開催されたライブのダイジェスト映像を収録したDVDが付属しています。このDVDでは、ライブの熱気や興奮を臨場感たっぷりに体験することができます。

『Clear Sky』は、椎名へきるの音楽的な幅広さと表現力を堪能できる作品であり、豪華なミュージシャンたちの参加によって、より深みのあるサウンドに仕上がっています。彼女のファンはもちろん、J-POPを愛する多くの音楽ファンにおすすめできる一枚です。

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