CoCo恋は大騒ぎ

CoCo恋は大騒ぎ

『CoCo恋は大騒ぎ』は、1990年4月から1994年9月までの約4年間にわたり、ニッポン放送で放送されたラジオ番組です。この番組のパーソナリティは、声を合わせたユニットCoCoが務め、その独特のスタイルで多くのファンを惹きつけました。特に、1993年からはタイトルが『ピンクワンダーランドCoCo一番』に変更され、さらなる人気を博しました。

番組は、月曜日から木曜日の23:50から24:00の時間帯に放送されていました。この時間帯の直前には『内海ゆたおの夜はドッカーン!』や『伊集院光のOh!デカナイト』といった他の人気番組が放送されていたため、様々なゲストも登場する機会が多くありました。

当初は森永製菓がスポンサーを務めていましたが、1993年4月以降は大鵬薬品工業に変更されました。この変化により、他のアイドル番組とは一線を画す独特なCMも流れるようになりました。特に、殺精子剤『マイルーラ』のCMは観衆に強い印象を与えました。また、番組のタイトル『恋は大騒ぎ』は、当時ヒットしていた小田和正のシングルから着想を得たとされています。

番組の主なコーナー

『CoCo恋は大騒ぎ』では、さまざまな面白いコーナーが展開されました。特に人気があったのは次のようなコーナーです。

1. 週番日誌: 毎週メンバーが1人ずつ、自由に話をするフリートークの時間。各メンバーの個性が光りました。
2. 恋のキャッチホン: 女性リスナーから電話を募集し、恋愛や人生相談に答えるコーナー。リスナーとのインタラクションが魅力の一つでした。
3. 新CoCo語辞典: ユニークな言葉を作る企画で、リスナーの想像力を刺激しました。
4. 男子改造計画: 男子のおしゃれやコミュニケーションのスキル向上をサポートする企画で、さまざまな変身エピソードが魅力でした。
5. ゴージャスじゃんけん: 贅沢な体験を語り、勝負するコーナーです。参加者同士の競争が興奮を呼びました。
6. 消火器クイズ: リスナーが選ぶ封筒の中に問題が入っており、「消火器」のカードを引いてしまうと電話が切られるという緊張感あるクイズコーナーでした。正解すればメンバーと話せるチャンスがあるため、リスナーの意欲も高まりました。
7. おまじないペット「チャクラ」: 幸運をもたらすと言われる黒猫のぬいぐるみは、この番組の象徴的なアイテムとなり、後に本も出版されています。
8. 缶蓋コント: 笑いを引き出すために、さまざまなアイデアが出されました。
9. CoCo杯バドミントン大会: 番組のオフラインイベントで、リスナーとの交流を深める機会でした。

1990年6月16日に開催された初回の大会には、約10,300通の応募の中から選ばれた40名のリスナーが参加。チーム間の熱い戦いが繰り広げられ、最終的にはリスナーチームが優勝しました。

また、1993年4月21日には新曲『ちいさな一歩で』の発売に合わせて、芝メルパルクホールで特別な公開収録も行われました。これに続き、ニッポン放送・銀河スタジオでイベントも開催され、多くのファンが集まりました。

このように、『CoCo恋は大騒ぎ』は多くのリスナーに愛される番組として、様々な取り組みを通じて思い出深い放送を作り上げていました。古き良きラジオ番組の一つとして、今も多くのファンによって語り継がれています。

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