Concerto Moon

Concerto Moon (コンチェルト・ムーン) の軌跡

Concerto Moonは、1996年にギタリスト島紀史を中心に結成された日本のヘヴィメタル・パワーメタルバンドです。島紀史の卓越したギタープレイと、各時代のボーカリストの個性的な歌声、そして、高度な演奏技術を持つメンバーによって、独自の音楽性を確立してきました。

結成からメジャーデビューまで (1996年-2004年)

1996年、島紀史は尾崎隆雄（vo）、原田修（key）、吉岡信穂（dr）、三谷耕作（b）というメンバーを集め、Concerto Moonを結成しました。1997年には、長井一郎（dr）が加入し、マンドレイク･ルートより1stアルバム「FRAGMENTS OF THE MOON」をリリース。1998年には、小池敏之（key）が加入し、2ndアルバム 「FROM FATHER TO SON」 で VAP よりメジャーデビューを果たしました。このアルバムはオリコン･チャート初登場66位、98年度新人アルバム・チャート16位にランクインし、同年12月には ストラトヴァリウス 来日東京公演のオープニングアクトを務めるなど、早くも注目を集めました。

その後も、1999年にミニアルバム「TIME TO DIE」、3rdアルバム「RAIN FOREST」をリリースしましたが、ツアー終了後に尾崎隆雄が脱退。2001年には井上貴史（vo）が加入し、4thアルバム「GATE OF TRIUMPH」をリリース。ドラマーも長井一郎から佐藤潤一に交代。2003年には5thアルバム「LIFE ON THE WIRE」をリリースし、ベーシストが三谷耕作から木本高伸に交代しました。

2004年には、佐藤潤一（dr）が脱退し、竹岡祥一が加入。ミニアルバム「CONCERTO MOON」、6thアルバム「AFTER THE DOUBLE CROSS」をリリース後、ツアーを最後に活動を休止しました。

活動再開から現在まで (2007年-現在)

2007年、Concerto Moonは活動を再開。島紀史（g）、井上貴史（vo）、木本高伸（b）、小池敏之（key）、長田昌之（dr）というメンバーで再始動しました。2008年には、メジャーデビュー10周年記念BOXセット「DECADE OF THE MOON」をリリースし、サンフランシスコで開催された「Bay Area Rock Fest」に参加。7thアルバム「RISE FROM ASHES」もリリースしました。その後、2009年には小池敏之（key）、木本高伸（b）が脱退し、杉森俊幸（b）が加入。2010年には8thアルバム「ANGEL OF CHAOS」をリリースし、ツアーも行いました。

2011年には井上貴史（vo）が脱退し、久世敦史が加入。9thアルバム「SAVIOR NEVER CRY」をリリースし、ツアーも開催。2012年には杉森俊幸（b）が脱退。2013年には10thアルバム「BLACK FLAME」をリリースし、ツアーも行いました。2014年にはミニアルバム「LIVE AND RARE」をリリースし、ツアーも開催。

2015年には長田昌之（dr）が脱退し、中易繁治（b）、河塚篤史（dr）、Aki（key）が加入。11thアルバム「BETWEEN LIFE AND DEATH」をリリースし、ツアーも行いました。2017年には、Aki（key）が不祥事で解雇され、12thアルバム「TEARS OF MESSIAH」をリリースし、ツアーも開催。2018年には久世敦史（vo）が脱退し、芳賀亘（vo）、三宅亮（key）が加入。ツアーも開催しました。

2019年にはリレコーディングベストアルバム「OUROBOROS」をリリースし、ツアーを開催。2020年には13thアルバム「RAIN FIRE」をリリース。2021年にはミニアルバム「WAITING FOR YOU」をリリースし、ツアーを開催。2022年、2023年も継続してツアーを実施。2024年には14thアルバム「BACK BEYOND TIME」をリリースし、ツアーを開催予定です。

幾度かのメンバーチェンジを乗り越え、島紀史を中心に、常に進化を続けるConcerto Moon。その音楽は、ヘヴィメタルの持つ力強さと、パワーメタルの持つ疾走感、そして、プログレッシブな要素を融合させた、唯一無二のサウンドとして、多くのファンを魅了し続けています。

現在のメンバー

島紀史 （ギター 1996年- ）
中易繁治 （ベース 2015年- ）
河塚篤史 （ドラム 2015年- ）
芳賀亘 （ボーカル 2018年- ）
三宅亮 （キーボード 2018年- ）

ディスコグラフィー

スタジオアルバム
FRAGMENTS OF THE MOON （1997年）
FROM FATHER TO SON （1998年）
RAIN FOREST （1999年）
GATE OF TRIUMPH （2001年）
LIFE ON THE WIRE （2003年）
AFTER THE DOUBLE CROSS （2004年）
RISE FROM ASHES （2008年）
ANGEL OF CHAOS （2010年）
SAVIOR NEVER CRY （2011年）
BLACK FLAME (2013年）
BETWEEN LIFE AND DEATH (2015年）
TEARS OF MESSIAH (2017年）
RAIN FIRE (2020年）
BACK BEYOND TIME (2024年）

ライブアルバム
THE END OF THE BEGINNING (1999年）
* LIVE – ONCE IN A LIFE TIME (2003年）

Concerto Moonの今後の活躍に、ますます期待が高まります。

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