島紀史

島紀史（しま のりふみ、1970年5月1日 - ）は、兵庫県尼崎市出身の日本のギタリストであり、ヘヴィメタルバンド「Concerto Moon」のリーダーとして広く知られています。

音楽的ルーツとキャリアの形成

4歳からピアノを始め、13歳の時にRAINBOWのリッチー・ブラックモアに触発されギターを手にします。1994年にCRYSTAL CLEARを結成するも翌年には脱退。その後、1996年に自身のバンドとなるConcerto Moonを結成し、本格的な音楽活動を開始しました。2000年から2002年、そして2005年から2007年にはDOUBLE DEALERでも活動し、その才能を発揮しました。2004年にはConcerto Moonの活動を一時休止しましたが、2007年に再開し、現在も精力的に活動を続けています。

幅広い音楽活動

バンド活動以外にも、1997年には全日本プロレス関連のテーマ曲レコーディングに参加。『全日本プロレス・テーマ・パーフェクトコレクション ～レッド・コーナー』および『全日本プロレス・テーマ・パーフェクトコレクション ～ブルー・コーナー』で彼の演奏を聴くことができます。2010年からはSTANDにも加入し、山本征史（b/ vo）、金光健司（dr）と共に活動。2014年にはFRUITPOCHETTEのライブ、2015年にはプロモーションビデオにも参加するなど、その活動は多岐にわたります。

プレイスタイルと影響

音楽スタイルは、イングヴェイ・マルムスティーン以降のネオクラシカルスタイルに分類され、ピッキングによる速弾きやスウィープ奏法を多用します。ジミ・ヘンドリックス、リッチー・ブラックモア、ウリ・ジョン・ロート、イングヴェイ・マルムスティーンなど、伝説的なギタリストからの影響を公言しており、主にストラトキャスターとマーシャルアンプを使用しています。

愛用機材

Concerto MoonやDOUBLE DEALERでは、主にシェクターとフェンダー製のストラトキャスターを使用。ピックアップはチキンシャック（メーカーと島が共同開発）を使用しています。アンプはマーシャルの1967MajorやVintageModern、エフェクターはMAXONのOD-9、OD808、ST-9、アイバニーズのTS－9DX、BOSSノイズサプレッサー、MXRカーボンコピー（アナログディレイ）などを愛用。チューナーはコルグ製を使用しています。DOUBLE DEALER時代からシェクター製ストラトキャスターシェイプのギターを使用していましたが、2013年12月にシェクターとのエンドースメント契約を終了。現在はフェンダー・ジャパン製のストラトキャスターを使用しており、フェンダー・ジャパン社のブログでも紹介されています。FRUITPOCHETTEのサポートではシャーベル製のストラトタイプを使用しています。

ソロ活動と教則DVD

2008年にはソロアルバム「FROM THE WOMB TO THE TOMB」をリリース。MAD大内（Drums）、山本征史（Bassguitars）、小野正利、gi-na（Vocals）、大谷令文、中間英明（Guitar）らが参加しています。また、2006年には教則DVD「NORIFUMI SHIMA – “Plays & Lecture Series Vol.1「Basic Picking」”」と「NORIFUMI SHIMA – “Plays & Lecture Series Vol.2「My Phrases」”」をリリースし、自身のギターテクニックを公開しています。

島紀史は、ヘヴィメタルシーンにおける卓越したギタリストとして、その才能と情熱をもって音楽活動を続けています。

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