星野源 7作目のシングル「Crazy Crazy/桜の森」:活動休止からの復帰作
2014年6月11日、
星野源は
SPEEDSTAR RECORDSより7作目の
シングル「Crazy Crazy/桜の森」をリリースしました。本作は、
星野源にとって初のダブルA面
シングルということもあり、大きな話題となりました。
この
シングルは、くも膜下出血による活動休止からの復帰後、初めて発表された作品です。そのため、単なる音楽作品という枠を超え、
星野源の復活と、その後の活躍を象徴する作品ともいえます。
「Crazy Crazy」:悲しいバラードから生まれたアップテンポな楽曲
「Crazy Crazy」は、病気療養中の手術後に生まれたバラード曲がベースとなっています。当初は悲しい雰囲気の曲でしたが、制作過程でアレンジが加えられ、最終的には明るく、力強い楽曲へと生まれ変わりました。
星野源自身も語っているように、この曲名には、クレイジーキャッツへのオマージュが込められています。幼少期にクレイジーキャッツの明るさに励まされて育った
星野源にとって、この曲は単なる楽曲ではなく、自身の原点回帰、そして新たな出発を象徴する楽曲となったといえるでしょう。
「桜の森」:マイケル・ジャクソンを彷彿とさせるダンスクラシック
もう一つのA面曲「桜の森」は、マイケル・ジャクソンを意識したソウルフルなダンスクラシックを目指して制作されました。この曲は、「Crazy Crazy」とは対照的な、洗練されたダンスナンバーとして仕上がっており、
星野源の音楽的幅の広さを示す一曲となっています。
アナログ盤と初回限定盤
同年12月17日には、「桜の森」をA面に、「Crazy Crazy」と「Night Troop」をB面に収録したアナログ盤がリリースされました。アナログ盤のアートワークは、イラストレーターの
市川春子によって手がけられています。
初回限定盤には、
星野源の
シングルではお馴染みとなっているDVDが付属しています。このDVDには、「緊急特別番組・
星野源 人気ソングTOP10」と題した番組が収録されており、ニセ明と
レイザーラモンRGが出演しています。さらに、ライブ映像やレコーディングの様子なども収録されており、ファンにとって貴重な映像作品となっています。
収録内容の詳細
シングルには、以下の楽曲が収録されています。
CD
Crazy Crazy
桜の森
Night Troop
海を掬う(House ver.)
全作詞・作曲・編曲は
星野源が担当。ストリングスアレンジは岡村美央と
星野源が担当しました。
DVD (初回限定盤)
緊急特別番組・星野 源 人気ソングTOP10(出演:ニセ明、
レイザーラモンRG)
Live映像:「ばらばら」「フィルム」(2012.12.13
渋谷公会堂)
Documentary:Recording
星野源とスタッフによる
オーディオコメンタリー
参加ミュージシャン
この
シングルには、多くのミュージシャンが参加しており、
星野源の音楽ネットワークの広さを示しています。参加ミュージシャンは以下の通りです。
星野源:Vocal, Guitar, Tambourine, Chorus, Handclap
ピエール中野 (
凛として時雨):Drums
ハマ・オカモト (
OKAMOTO'S):Bass, Chorus, Handclap, Finger Snaps
小林創:Piano,Fender Rhodes
伊藤大地 (
SAKEROCK):Drums, Chorus, Handclap, Finger Snaps
伊賀 航:Bass
長岡亮介(
ペトロールズ):Guitar, Chorus, Handclap, Finger Snaps
オラリー,荒内 佑,高城晶平:Chorus
岡村美央,伊能 修,吉田翔平:1st Violin
杉野 裕,伊勢三木子:2nd Violin
菊地幹代,舘泉礼一:Viola
笠原あやの,増本麻理:Cello
この
シングルは、
星野源の音楽的才能、そして人間性を示す重要な作品となっています。活動休止からの復帰作というだけでなく、彼の音楽的成長と、それを支える多くの関係者たちの協力を示す作品として、高く評価されています。