Crossover (曲)

原由実 5thシングル「Crossover」

「Crossover」は、声優・歌手として活躍する原由実の5枚目のシングル。2014年10月29日に5pb.Recordsから発売されました。作詞はワラビサコ、作曲はJohnny.kが手掛けています。

楽曲について

「Crossover」は、1stアルバム『Place of my life』に近いロック調の楽曲で、ライブで盛り上がれるような勢いのあるナンバーです。原由実のシングルとしては初のノンタイアップ作品となっています。

楽曲選考では、原自身が候補曲を4つに絞り、その中からプロデューサーの濱田智之が最終決定しました。レコーディングでは、原の声色とオケの一体感を出すために、何度も収録を重ねたそうです。

作詞は、原がコンペで選んだ5つの候補の中から、最終的にワラビサコの歌詞が選ばれました。ワラビサコは、1stアルバム収録曲「風のオーケストラ」も手掛けており、その縁もあってか、原は安心して歌えたと語っています。

PVについて

PVは、夜景の中で原が歌うシーンを中心に、冒頭と終わりに交差点とトンネルのシーンが挿入されています。撮影は2014年9月9日に、千駄ヶ谷のトンネル、渋谷、お台場などで行われました。

特に渋谷スクランブル交差点での撮影では、原自身が恥ずかしさを感じていたため、顔が知られていない場所での撮影を希望しましたが、曲のイメージに最も近い場所ということで却下されたそうです。撮影時は、ポケットにiPhoneを入れて口パクで行われました。また、お台場でのロケでは、多くの観光客に注目されたことを明かしています。これらの撮影は、超望遠レンズを用いて遠隔的に行われました。

カップリング曲について

2曲目の「Dear blue sky」は、PlayStation 3およびPlayStation Vita用ソフト『この大空に、翼をひろげて CRUISE SIGN』のイメージソングです。原曰く「歌のお姉さんが爽やかに歌う感じ」の曲で、当初は明るく歌う予定でしたが、ウィスパーボイスで歌うようにディレクションされたそうです。そのため、息切れに注意しながら収録を行ったとのことです。

3曲目の「虹色」はいわゆる応援歌で、原が思い描いた内容が表現されています。AメロやBメロではウィスパーボイスや可愛らしさを表現し、全体的に小声に近い歌い方をしていますが、歌詞の一部には完全に小声にした方が相応しい箇所があったため、納得するまで収録を行ったそうです。

DVD付盤特典「由実☆シュラン」

DVD付盤に収録されているメイキング映像には、原が各地の名産品を試食するコーナー「由実☆シュラン」が収録されています。当初はラーメンを試食する予定でしたが、食べることに夢中になりすぎて撮影を忘れてしまったため、スタッフのラーメンを借りて撮影が行われたというエピソードがあります。実際に収録されたのは、銀だこで買ったたこ焼きを頬張るシーンです。

シングル収録内容

1. Crossover
2. Dear blue sky
3. 虹色
4. Crossover (Off Vocal)
5. Dear blue sky (Off Vocal)
6. 虹色 (Off Vocal)

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