5pb.

5pb.（ファイブ・ピー・ビー）について

5pb.は、かつて株式会社MAGES.が展開していたブランド名で、音楽レーベル「5pb.Records」とゲームブランド「5pb.Games」の2つの事業を指します。このブランドは2019年7月から徐々に廃止される予定で、2020年の時点ですでにその統合が完了しています。また、かつては「5pb.Onlineshop」という通信販売サイトも運営していました。もともとは株式会社5pb.という独立した企業名でしたが、その後の合併を経て、MAGES.のブランド名となりました。

5pb.の成立と統合

5pb.は2011年まで独立企業として、主に音楽とゲームの事業を中心に展開していましたが、相次ぐ合併により、株式会社AG-ONEに吸収され、最終的に株式会社MAGES.が設立されました。この際、5pb.というブランドは禁止されたわけではなく、MAGES.のブランドの一部として存在することとなりました。ブランド名としての「5pb.」は、主に著作権表記などに利用される一方で、MAGES.の活動はほぼその名義で行われています。

音楽事業について

音楽事業は、もともと「5pb.Records」という名称のもと、エンターテインメント関連の音楽の制作を行っていました。2007年12月に名称変更された後、国際的にも展開を広げるようになりました。5pb.時代の本社は代官山にあったオフィスにあったものの、後の本社移転に伴い、新たな事業拠点が設けられました。このブランドも、ディストリビューションに関しては他社に委託していた時期も長かったですが、2017年にはMAGES.による自社販売に移行しています。

所属アーティスト

5pb.Recordsは、多数のアーティストや作家が所属しています。代表的なアーティストには彩音やいとうかなこ、Zweiなどが含まれています。また、志倉千代丸をはじめとする作家陣もその一翼を担っています。期間限定ユニットとしてDG-10などもあり、多彩な音楽制作が行われていました。

ゲーム事業について

ゲーム部門においては、昔は「5pb.Games」という名前で知られていました。もともと「Five Games Kid」という名前で設立され、後にブランド名を変更する形での展開が行われました。この部門では、KIDやトンキンハウスなどのゲームクリエイターたちが在籍し、さまざまなゲームが開発されました。名作としても知られる「CHAOS;HEAD」シリーズや、「STEINS;GATE」などがその一部であり、家庭用ゲーム機への展開が主な戦略の一つでした。

開発されたゲームとスタッフ

パッケージリリースされたゲームには「QUE」や「ウミショー」、人気のシリーズである「Memories Off」などがあります。また、ゲーム開発に関わるスタッフには経験豊かなメンバーが数多く在籍しており、特に市川和弘氏が事業部長を務めている時期もありました。

まとめ

5pb.は音楽とゲームを中心に多彩な事業展開を行っていたブランドです。今ほどの名声はないものの、その時代に残した作品や影響は今日のエンターテインメントに色濃く残っています。2020年にはほぼ統合が完了しているものの、過去の名作やアーティストの活躍は、今もなお多くのファンに愛され続けています。今後、MAGES.としての展開に注目が集まります。

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