Crossroads

fripSide コンピレーションアルバム『crossroads』

2017年10月4日にリリースされたfripSideの3枚目のコンピレーションアルバム『crossroads』は、彼らの音楽活動15周年を記念した特別な作品です。このアルバムは2枚組で構成されており、fripSideの過去、現在、そして未来が交錯する「交差点」をテーマに制作されました。

アルバム構成

DISC 1は、fripSideの第1期（naoボーカル時代）の楽曲を、現ボーカルの南條愛乃が歌唱したセルフカバーアルバムです。ファン投票によって選ばれた全12曲が収録されており、往年の名曲が新たな解釈で蘇ります。

DISC 2は、シングル「clockwork planet」や、fripSideとangelaによるコラボ曲「The end of escape」のfripSide単独バージョンなど、全6曲を収録したミニアルバムです。新曲や、既存曲の新バージョンを収録しており、fripSideの新たな一面を見せてくれます。

リリース形態

初回限定盤Blu-ray版、初回限定盤DVD版、そして通常盤の3形態でリリースされました。各初回限定盤には、リード曲「Red ‘‘reduction division’’ -crossroads version-」のミュージックビデオとメイキング映像、スポットCM映像、さらに2017年2月に行われたライブツアーの模様を収録したBlu-rayまたはDVDが同梱されています。

DISC 1 詳細

DISC 1は、第1期の楽曲を南條愛乃が歌唱したセルフカバー集です。

sky -crossroads version-: 原曲同様に八木沼悟志のコーラスが印象的な楽曲で、新たなアレンジが施されています。
Red ‘‘reduction division’’ -crossroads version-: 今作のリード曲であり、ミュージックビデオも制作されました。俳優の志垣太郎が出演しています。
hurting heart -crossroads version-: a2cがギターで参加しており、原曲をベースにしながらもギターソロが変更されています。
an evening calm -crossroads version-: 原曲の雰囲気を残しつつ、新たなアレンジが加えられています。
split tears -crossroads version-: 齋藤真也が編曲に参加し、新たな解釈で生まれ変わりました。
the chaostic world -crossroads version-: ライブを意識したアグレッシブなアレンジが特徴です。
prominence -crossroads version-: 同人音楽CDに収録された原曲を元にリアレンジされています。
distant moon -crossroads version-: アウトロに八木沼悟志のコーラスが追加されるなど、若干の違いがあります。
escape -crossroads version-: resetのカバー曲であり、1990年代感を意識したアレンジが施されています。
before dawn daybreak -crossroads version-: 過去のバージョンを基に、トラックダウンをやり直して収録されています。
snow blind -crossroads version-: 川﨑海がリアレンジを担当し、原曲の雰囲気を保ちつつ新たな魅力を引き出しています。
brave new world -crossroads version-: nao、KOTOKO、黒崎真音といった豪華ゲストボーカルが参加した特別な楽曲です。

DISC 2 詳細

DISC 2は、新曲と既存曲の新バージョンで構成されたミニアルバムです。

clockwork planet: 12thシングルの表題曲で、疾走感溢れるサウンドが特徴です。
The end of escape -fripSide edition-: fripSideとangelaのコラボ曲をfripSide単独で再レコーディングしたバージョンです。
crossroads: 今作の表題曲であり、15年間活動してきた八木沼悟志自身の心情を歌詞にした楽曲です。詞先で制作されました。
a gleam of prologue: KOTOKOが作詞を担当した楽曲で、新たな挑戦を感じさせます。
pico scope -SACLA-: 8thシングルのカップリング曲を収録しています。
only me and the moon: 南條愛乃が作詞を手がけた楽曲で、アルバムの締めくくりにふさわしい楽曲です。

ライブ映像

初回限定盤には、2017年2月26日に新潟県民会館・大ホールで行われた『fripSide concert tour 2016-2017 -infinite synthesis 3- supported by animelo mix』のライブ映像が収録されています。迫力あるライブパフォーマンスを楽しむことができます。

参加ミュージシャン

[八木沼悟志]、[南條愛乃]に加え、a2c(Guitar)、戸口田隆広(Guitar)、井上裕治(Guitar)、城石真臣(Guitar)、海老澤祐也(Guitar)、北村雄太(Bass)、八木一美(Drums)、[齋藤真也]などが参加しています。また、ゲストボーカルとしてnao、KOTOKO、黒崎真音が参加しています。

タイアップ

DISC 1には、過去のゲーム主題歌や挿入歌が収録されており、DISC 2には、アニメ『クロックワーク・プラネット』のオープニングテーマや、理化学研究所のPRムービーのテーマソングが収録されています。

『crossroads』は、fripSideの歴史と未来が詰まった、ファン必携のアルバムと言えるでしょう。

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