Dマーケット

dマーケット：多様なデジタルコンテンツの総合ポータルサイト

dマーケットは、NTTドコモが提供する、スマートフォンおよびiモード端末向けのデジタルコンテンツ配信ポータルサイトです。2010年4月1日、当初は「ドコモマーケット」として、Xperia SO-01Bなどのスマートフォン向けにサービスを開始しました。当初はAndroid搭載機種のみの対応でしたが、その後iPhoneやWindows Mobileにも対応範囲を拡大しました。

サービス開始当初は、アプリの課金システムに携帯電話料金との合算請求が利用できないなど、制約がありましたが、2010年9月1日のspモード提供開始により、アプリ料金を携帯電話料金と合算して請求できるようになり、利用者の利便性が向上しました。さらに、2011年11月18日には、dメニューと統合され、dマーケットへと名称変更。ポータルサイトとしての機能強化を図りました。

2013年には、dマーケット内の各ストアの名称をd○○（dビデオ、dアニメストアなど）へと変更し、ブランドイメージの統一化を図りました。そして、2014年には全てのストアでキャリアフリー化を実現、ドコモ以外の携帯電話会社ユーザーも利用できるようになりました。

dマーケットは、大きく分けて個別課金サービスと月額課金サービスの2種類を提供しています。個別課金サービスでは、dアプリ＆レビュー、dショッピング、dブック、dミュージック、dゲームなど、多様なデジタルコンテンツを個別に購入できます。dショッピングでは、日用品から専門性の高い商品まで幅広く取り扱っており、dポイントでの支払いが可能です。dゲームは、ドコモオリジナルゲームや大手ゲーム会社のゲームを無料でプレイできるサービスでしたが、2023年9月27日にサービスを終了しました。

一方、月額課金サービスでは、dビデオ（現在はLemino）、dアニメストア、dマガジン、dヒッツ、dキッズなど、定額で利用できるサービスを提供しています。dビデオは、映画やドラマなどの動画配信サービスで、dアニメストアはアニメ作品の見放題サービスです。dマガジンは、雑誌の読み放題サービスで、KADOKAWAが運用協力をしています。dヒッツは、レコチョクと協業した音楽ストリーミングサービスで、複数のプランから選択できます。dキッズは、子ども向けコンテンツの定額サービスです。

iモード端末向けサービスも展開していましたが、スマートフォンの普及に伴い、2015年1月31日にiアプリストアを終了しました。iモード版dマーケットでは、スマートフォン版と同様にアプリ、動画、音楽、電子書籍などを提供していました。iアプリの配信においては、ドコモのサーバー利用や決済代行などの利便性向上を図り、個人クリエイターの参入障壁を低減することに貢献しました。

dマーケットは、多様なデジタルコンテンツと利便性の高いサービスを提供することで、ユーザーのデジタルライフを豊かにする役割を担っています。継続的なサービス拡充と進化によって、更なる成長が期待されます。対応機種も幅広く、Android、iPhone、一部のWindows Mobile端末に対応しています。また、ドコモユーザー以外も多くのサービスを利用できます。

沿革

2010年4月1日: ドコモマーケットとしてサービス開始（Android端末向け）。
2010年6月: Windows Mobile端末向けサービス開始。
2010年9月1日: spモード開始により携帯電話料金との合算請求が可能に。
2010年12月6日: iモード端末向けサービス開始。
2011年11月18日: ドコモマーケットからdマーケットへ名称変更。
2013年1月30日: 各ストアの名称変更（dビデオ、dアニメストアなど）。
2013年9月20日以降: 順次iPhoneに対応。
2014年4月1日: 全ストアがキャリアフリー化。
2015年1月11日: 月額課金サービスの契約数が1000万契約を突破。
2015年1月31日: iアプリストア終了。
2023年4月: dTVがLeminoにサービス名称変更。
2023年9月27日: dゲームサービス終了。

関連項目

spモード
iモード
My docomo
Google Play
App Store
Windows Phone Market Place

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