SO-01B

ドコモ スマートフォン Xperia SO-01B

ドコモ スマートフォン Xperia SO-01Bは、ソニーモバイルコミュニケーションズによって設計された、NTTドコモの第3世代移動通信端末です。この機種は、2009年11月に発表され、日本市場におけるXperiaシリーズの初のモデルであり、Android OSを搭載した最初のソニー・エリクソン製端末としても特徴的です。

概要

Xperia SO-01Bは、従来のドコモのハイスペック端末とは異なる新しいブランド「ドコモ スマートフォン」に分類され、日本市場向けに特別に設計されました。先代の端末からおよそ2年ぶりにドコモに供給されたことからも、その注目度が伺えます。液晶画面は強化ガラスでデザインされており、タッチパネルは静電容量式となっています。

本機は、ソニーエリクソンの音楽技術であるWalkman、カメラ技術としてのサイバーショットを活かした数々の専用アプリを搭載しており、Googleのサービスを基本に据えたアプローチをしています。電話帳はSNSと連動し、連絡先のコミュニケーションダイナミクスを一元化します。また、加速度センサーと地磁気センサーにより、位置に応じた直感的な操作が可能です。

主要機能

Android OSを搭載しているSO-01Bは、FOMAハイスピード、HSDPA、HSUPAに対応しています。これにより、快適にYouTube映像を高画質で再生でき、Wi-Fi機能ではIEEE802.11g/bに準拠した高速通信も実現しています。また、国際ローミングに対応しており、海外でも簡単に利用できます。

音楽・写真・動画

Xperia SO-01Bには、音楽、動画、写真を管理・視聴するための「メディアスケープ」アプリが内蔵されています。これにより、音楽や動画をPCと簡単に同期することができ、さらにmora touchを使用して直接音楽をダウンロードすることも可能です。写真に関しても810万画素のカメラが搭載され、手振れ補正機能や顔認識機能を備えています。

また、SNSとの連携を通じて、撮影した写真をPicasaやFacebookにすぐにアップロードすることができます。ジオタグ機能は、撮影場所の情報を付加することで、思い出をより詳細に記録する手助けをしています。

ソフトウェアとアップデート

Xperia SO-01Bは、その発売から多くのファームウェアのアップデートが行われてきました。初期のバージョンはAndroid 1.6でありましたが、2010年11月10日には2.1へのアップデートが行われ、大幅な機能改善が実施されました。

バージョンアップによって、文字入力の向上、Googleマップやブラウザの機能強化が図られ、全体的に動作が最適化されました。このようにして、ユーザーはよりスムーズで快適な操作を実現しています。

初期不良とその対策

発売当初、いくつかの初期不良の報告がありましたが、ドコモショップにおいて無償交換などのサポートが行われていました。Wi-FiやBluetoothの不具合などがその一部でありましたが、ユーザーに対するサポート体制が整っています。

付属品

Xperia SO-01Bでは、カナル型のイヤホンマイク、16GBのmicroSDHCメモリカード、ACアダプタ、micro USBケーブルなどが同梱されています。これらの付属品はすぐに利用できるもので、ユーザーが端末を受け取った時点で通信環境を整える手助けをします。

このように、ドコモ スマートフォン Xperia SO-01Bは、当時のスマートフォン市場に革新をもたらした端末であり、その後の多くのスマートフォンの基本形を築く重要なモデルとなりました。

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