D-倉庫

d-倉庫について

d-倉庫（ディー ソウコ）は、東京都荒川区の東日暮里に位置する小劇場であり、2008年の12月に開場しました。元は倉庫として使用されていた建物を改装し、劇場として生まれ変わったというユニークな経歴を持っています。観客が劇場に足を踏み入れるのは2階の入口からで、ロビー部分は喫茶スペースとして利用されており、観劇前後のひとときにリラックスできます。

1階の舞台スペースは、4.7メートルの天井高が特徴で、観客に十分な迫力を提供します。キャパシティは約100名と集客には小規模ながらも、アットホームな雰囲気で観ることができるのが魅力です。

この劇場は、貸し小屋としての運営に加えて、ダンス、舞踏、演劇、パフォーマンスなどの多様なフェスティバルやイベントを自ら企画し、活発に実施しています。特に、観客のニーズに応えた企画として『ダンスがみたい！』や『ダンスがみたい！新人シリーズ』、さらには『M.S.A.Collection』などを展開し、多くの芸術家たちに舞台を提供してきました。

d-倉庫は、かつてdie pratze（ディ プラッツ）系列の劇場として運営されていたが、他の系列劇場が閉館する中、唯一の運営を続けていました。しかし、2021年の12月25日をもって、63年の歴史に幕を閉じることとなりました。

スペックとアクセス

d-倉庫の舞台スペースのスペックも注目に値します。舞台の奥行きは9メートルあり、演者にとっては表現の幅が広がります。また、劇場には1台分の駐車場が設置されており、車でのアクセスも可能です。

最寄りの交通機関は日暮里駅で、JR山手線、京浜東北線、常磐線、私鉄京成線、日暮里-舎人ライナーが利用できます。南口からは徒歩で約7分の距離にあり、アクセスは優れています。

関連項目と外部リンク

d-倉庫の閉館に伴い、観客や演者にとって寂しい知らせとなりましたが、その活動は多くの人々に影響を与え続けています。関連する小劇場に関心がある方には、新宿区のディ・プラッツや、前衛演劇を専門とする劇団OM-2などの情報も興味深いでしょう。また、劇団に関わったアーティストの真壁茂夫さんや林慶一さんについても知見を広げることで、d-倉庫の文化的背景をさらに理解することができるでしょう。

公式サイトやSNSは、d-倉庫の活動や今後の関連イベントを確認する手段として便利です。是非、訪れてその繊細な世界を感じ取ってください。

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