D02HW

D02HWの紹介

D02HW（でー ぜろに えいちだぶりゅー）は、2007年12月12日にイー・モバイルから提供されたUSB接続型データ通信端末です。この製品は、最大7.2Mbpsの下り通信に対応しており、特に高速インターネット接続が求められる環境で便利に活用できます。開発元のファーウェイ技術（Huawei Technologies）は、この端末を日本市場向けに特別にカスタマイズしました。さらに、その姉妹機種であるD01HWについても言及します。

概要

D02HWは、ファーウェイ製のE220をベースにした機種であり、ファーウェイが日本市場に初めて登場させたデータ通信端末として位置付けられています。最初にリリースされたD01HWは、2007年6月23日に下り3.6Mbpsの通信に対応するモデルとして発売されました。このD01HWは、ファーウェイが提供する音声端末としても注目されていました。

D02HWは、本体が楕円形をしており、一般的なPC用マウスに似たサイズ感で設計されています。その内部には、ドライバやインストーラが保存されたフラッシュメモリが搭載されています。これにより、ユーザーは本体をUSBケーブルでパソコンに接続するだけで、インストーラが自動的に起動して、手間のかかるインストールCDを使用する手間なくデータ通信端末の準備ができる「ゼロインストール」機能を享受できます。ただし、この機能はWindows系のOSにおいてのみ対応していますが、Mac OS Xでも利用可能です。

主な仕様

D02HWの寸法は、幅42.6mm、高さ14.5mm、厚さ89.4mmで、約40gの軽量設計となっています。これは持ち運びに便利で、出先でも快適に使用できることを意味します。通信方式にはW-CDMAが採用されており、特に1.7GHzのHSDPA通信に対応しています。このため、下り最大7.2Mbps、上り最大384Kbpsという通信速度を実現しています。D01HWの最大速度が3.6Mbpsであったのに対して、D02HWはより速い通信が可能です。

接続方式はUSB 1.1及び2.0に準拠しており、USB 2.0のハイスピードには対応していませんが、高速でデータの送受信を行うことができます。消費電力については、通信時における最大消費電力が約2.5W、平均で約1.5W、待機時は約0.25Wとなっています。

D02HWは、特にモバイル環境でのインターネット使用を支えるための重要なデバイスであり、ユーザーにとって便利なデータ通信を提供しています。今後も、このようなデバイスの進化によって、さらなる通信の利便性が期待されています。

まとめ

このように、D02HWは、高速通信を実現したUSB接続型データ通信端末として多くのユーザーに支持された製品です。ファーウェイの技術力が発揮されたこの端末は、特にモバイルデータ通信の普及に寄与した製品となっています。

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