MACKA-CHIN

MACKA-CHIN：多才な才能で日本の音楽シーンを牽引するアーティスト

MACKA-CHIN（マッカチン、1974年生まれ）は、東京都足立区出身のトラックメイカー、DJ、音楽プロデューサー、イベント企画オーガナイザー、サウンドデザイナーであり、ヒップホップグループNITRO MICROPHONE UNDERGROUNDのMCとしても広く知られています。

多岐にわたる音楽性と活動

1990年代半ばから活動を開始したMACKA-CHINは、2001年にアルバム『CHIN-ATTACK』でソロデビューを果たしました。この作品は、ヒップホップの枠を超え、民族音楽、ハウス、アンビエント、レゲエなど多様なジャンルを融合した独自の音楽性が高く評価され、ヒップホップ専門誌BLASTで新人プロデュース賞を受賞。ラップと並行してトラック制作も本格的にスタートさせます。また、自身が主催するイベントを通じて、後にNITRO MICROPHONE UNDERGROUNDを結成し、グループとしてもアルバムをリリース。数多くの楽曲でトラック制作を手がけました。

2002年にはビクターからメジャーデビュー。1stアルバム『CHIN-ATTACK』をジャケットを新たに再発し、2枚目のアルバム『CHIN NEAR HERE』を発表。収録曲のMVは全編タイで撮影されました。その後、DABOとのユニットMABOを結成し、全曲MACKA-CHINプロデュースによるアルバムをインディーズからリリース。東芝EMIからはリミックスアルバムを発表し、全国ツアーも成功を収めます。さらに、シンガーのTINA、SUIKENと共にMONTIENというグループを結成し、キングレコードからEP2枚とフルアルバム1枚を発表するなど、精力的に活動を展開しました。

デビュー前からイベントを積極的に行い、2006年には自身がプロデュースする渋谷THE ROOMでのイベントCHACK SPLASHで、ファッション雑誌のインタビューにレコード会社募集と記載したところ、それを見た東芝EMIのA&R担当者が直接交渉に訪れ、ソロアルバムの契約を締結。同年、Virgin MusicからEPを、2007年にはフルアルバム『LAST』を発表しました。また同年、自身初の映像作品『SUPER25』をDVDで発表。彼のアイデアと映像作家たちの映像美が融合した本作は、ライブDVDが多い中で異彩を放つアート作品として話題を集めました。

2009年には、NITRO MICROPHONE UNDERGROUNDのアパレルブランドNITRAIDが発表したスケートボード・ストリートカルチャーDVD『RAIDBACK』と『A.N.T.I.』の音楽を全編担当。これらの楽曲は、2011年にサウンドトラックとしてCD化されました。2013年には、GRUNTERZ（ZKA & DJ MARK）との共同制作によるラップアルバムを発表し、6年ぶりのラップ作品として注目されました。

術ノ穴が主催するFRAGMENTとのコラボレーションを経て、2014年には術ノ穴から架空の映画サウンドトラック『静かな月と夜』を発表。ファンからの要望が多かったアンビエントアルバムであり、「GESKIA!」のリミックスも収録されています。2015年には、NITROのメンバーであるDABO、SUIKEN、S-WORDと共に東京弐拾伍時を結成し、EPを発表。2016年には、DJとしての企画アルバムとして、呂布カルマ、TOKYO HEALTH CLUB、Y.I.MのOMEALが扮するMC恋してる、HAZY、ランチタイムスピークスからGOCCIなど、総勢9組のアーティストをフィーチャーしたコンピレーションアルバムをリリースしました。

2017年には、キリン氷結のCMでラップアドバイザーやリリック提供を手がけるなど、多方面で活躍しています。

DJ、プロデューサー、そしてマルチな才能

レコード店での勤務経験を持つMACKA-CHINは、ラップやトラック制作と並行して、学生時代からDJとしても活動。和モノといった独自の解釈で日本の歌謡曲（主に7インチレコード）を中心にプレイするイベントを開催し、国内外のレコードコレクターとしても知られています。現在は、DJ、MC、トラックメイカー、プロデューサー、イベントオーガナイザー、本の執筆など、多岐にわたる分野で活動する「アウトプットディレクター」（本人談）として、その才能を発揮し続けています。

ディスコグラフィー

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出演イベント

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関連人物

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