DANCE NYLON

『DANCE NYLON』（ダンスナイロン）は、2006年2月8日に発表された石井竜也氏の10枚目のスタジオ・アルバムであり、ミニ・アルバムという形態でリリースされました。

概要

2002年から展開されてきた『NYLON CLUB』シリーズの集大成となる『DANCE NYLON 〜ナイロンクラブで逢いませう〜』に先駆けて発売されたのが、このミニ・アルバムです。特筆すべき点として、本作は『THEATER』と同様に、ミュージシャンの生音源のみで楽曲が構成されていることが挙げられます。初回限定盤には特典として『CLUB NYLON VIP メンバーズカード』が付属していました。

収録曲について

収録曲は全7曲で、作詞・作曲はすべて石井竜也氏本人が手掛けています。編曲は柿崎洋一郎氏が担当。

1. Walking JOE
この楽曲は『薔薇拳のジョー』のテーマソングと呼ぶべき存在です。楽曲中には、HIDEBOH氏による迫力あるタップダンスがフィーチャーされています。また、ミュージック・ビデオも制作されています。

2. 今夜は朝まで


3. 悲しき英雄
当初、この曲がアルバムの表題曲となる予定でした。楽曲の間奏部分には、印象的な台詞が挿入されています。

4. ガケップチ


5. 衝動
この楽曲のテーマは『いけない衝動』。石井氏によれば、「『郵便配達は二度ベルを鳴らす』のジャック・ニコルソンのような衝動」を表現したとのことです。

6. ポメラニアン
石井氏はこの曲について、「ハードボイルドに生きる男がポメラニアンをかわいがっている」、そんな情景が浮かぶような楽曲だと語っています。

7. ひきしお
物語のエンドロールを飾るこの曲は、アルバム収録曲の中で最も使用されている楽器の数が少ないのが特徴です。

参考文献

石井竜也『石井伝心』(TOKYO FM出版)
ソニー・マガジンズ『PATi▽PATi』2006年3月号

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