DANCE VISION

『DANCE VISION』の概要

『DANCE VISION』は、日本のロックバンドGLAYが1992年7月12日にリリースしたデモテープです。この作品は、メンバーのAKIRAが加入してから初となるデモテープであり、バンドの覚醒と進化を象徴しています。

リリースと流通

リリース当初、このデモテープは特にショップでの販売に加え、メンバーが直接手売りするスタイルでも流通しました。GLAYが上京後に発表したデモテープの中では、流通量が最も少なく、コレクター間で非常に希少価値の高いアイテムとされています。初版の50本には、メンバーの写真が掲載された歌詞ブックが付属しており、一部のファンにとっては特に貴重な品とされています。

伴うプロモーション

『DANCE VISION』の販売を記念して、GLAYは特別なビデオ『VIDEO GLAY 〜92 LIVE ACT〜』を制作し、ライブイベントで配布しました。このビデオは、当時のファンにとって新しい音楽体験を与える重要な作品となりました。

収録楽曲とCD化

本デモテープに収録された楽曲は後に、さまざまなアルバムに収められ、初CD化が実現しました。「TWO BELL SILENCE」は2014年にリリースされたアルバム『灰とダイヤモンド Anthology』に収録され、「JUNK ART」、「MOON GOLD」、「心に雨が…」は2015年の『SPEED POP Anthology』にて初めてCD化されました。さらに、「FLOWERS GONE」は2019年のアルバム『NO DEMOCRACY』にて再録音され、CDとして再びファンへ届けられています。

HISASHIの関与

興味深いことに、バンドのギタリストHISASHIは、ネットオークションで『DANCE VISION』のデモテープを手に入れ、その後の『NO DEMOCRACY』に収録される「FLOWERS GONE」の再録音に使用しました。この再録音は、元のデモテープを基にしたものとして、彼の個別の寄与を強調しています。

収録曲一覧

• - FLOWERS GONE
• - JUNK ART
• - TWO BELL SILENCE
• - MOON GOLD
• - 心に雨が…

このデモテープは、GLAYが持つ初期の情熱や音楽の原点を感じさせる重要な作品であり、彼らの音楽キャリアにおける大切な一歩となっています。今日でもその影響は色濃く、ファンにとって特別な意義を持つ作品であることは間違いありません。

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