DEAD OR ALIVE (アルバム)

エレファントカシマシの『DEAD OR ALIVE』は、彼らが2002年12月26日にリリースした初のミニアルバムです。発売元は東芝EMI/FAITHFUL.。

内容について

本作は、前々作の『good morning』や前作の『ライフ』で多用された打ち込みサウンドから一転し、彼らのルーツであるシンプルなバンドサウンドへの回帰を試みた作品です。外部プロデューサーの起用も見送られ、メンバー自身で音楽性を追求しています。

特筆すべき点として、ボーカルの宮本浩次は本作のリリース後、2006年発売のアルバム『町を見下ろす丘』までの期間、メディアへの露出を極端に控えるようになりました。この期間は、彼にとって内省を深め、音楽性をさらに深化させるための重要な時間だったと考えられます。

また、本作はエレファントカシマシの作品として初めてコピーコントロールCD（CCCD）を採用した点も注目されます。このCCCDは次作のシングル『俺の道』まで採用されました。その後、2009年9月16日にはCD-DA盤として再発され、同時に2枚組ライブDVD『LIFE TOUR 2002』も発売されました。

収録曲

全曲、作詞・作曲は宮本浩次、編曲はエレファントカシマシが手掛けています。

1. DEAD OR ALIVE (5:13)
2. 漂う人の性 (4:14)
3. クレッシェンド・デミネンド -陽気なる逃亡者たる君へ- (5:15)
4. 何度でも立ち上がれ (4:23)
5. 未来の生命体 (6:04)


『DEAD OR ALIVE』は、エレファントカシマシの音楽性の変化と、宮本浩次のアーティストとしての転換期を示す重要な作品と言えるでしょう。バンドサウンドへの回帰、メディア露出の抑制、そしてCCCDの採用など、様々な要素が組み合わさって、独自の魅力を持った作品となっています。再発盤やライブDVDも発売されており、現在でも多くのファンに愛され続けています。

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