DECADE 2003-2007

DIR EN GREY|DIR_EN_GREYの『DECADE 2003-2007』は、バンド初のベストアルバムとして、『DECADE 1998-2002』と同時にリリースされました。このアルバムは、DIR EN GREY|DIR_EN_GREYが2003年から2007年にかけて発表した楽曲、具体的にはアルバム『VULGAR』、『Withering to death.』、『THE MARROW OF A BONE』からの楽曲で構成されています。

『DECADE 1998-2002』とは異なり、本作『DECADE 2003-2007』では、リリースされたシングル曲がすべて収録されている点が大きな特徴です。これはファンにとって非常に魅力的な要素であり、この期間のDIR EN GREY|DIR_EN_GREYの音楽活動を網羅的に体験できる内容となっています。

このアルバムは完全限定生産盤としてリリースされ、すべての楽曲に対してリマスタリングが施されています。また、次世代メディアに対応したデジタル・リマスター仕様となっており、高音質で楽曲を楽しむことができます。

2008年8月27日からは、iTunes Storeでの配信も開始されました。しかし、2012年2月23日にiTunesでの配信楽曲全曲がDRMフリー化（iTunes Plus）された後、一時的に配信が停止されました。その後、2022年5月31日にサブスクリプションサービスが解禁されたことに伴い、実に10年ぶりに再配信が開始され、再び多くのファンが手軽に楽曲を楽しめるようになりました。

収録曲は以下の通りです。

1. OBSCURE
2. かすみ
3. THE IIID EMPIRE
4. DRAIN AWAY
5. 砂上の唄
6. audience KILLER LOOP
7. 朔-saku-
8. dead tree
9. Merciless Cult
10. 鼓動
11. C
12. THE FINAL
13. CLEVER SLEAZOID
14. GRIEF
15. AGITATED SCREAMS OF MAGGOTS
16. 凌辱の雨
17. REPETITION OF HATRED
18. CONCEIVED SORROW

これらの楽曲は、各アルバムに収録されていたバージョンが基になっていますが、一部楽曲にはアルバム収録バージョンとは異なる編集が施されているものもあります。例えば、「Merciless Cult」では、楽曲のラストに存在したアウトロが削除されています。また、「CLEVER SLEAZOID」では、「THE DEEPER VILENESS」のアウトロから繋げていたイントロが一部削除されています。

『DECADE 2003-2007』は、DIR EN GREY|DIR_EN_GREYの音楽的な進化と多様性を示すとともに、彼らのキャリアにおける重要な時期を捉えた作品と言えるでしょう。このアルバムを通じて、DIR EN GREY|DIR_EN_GREYの独特な世界観と音楽性を深く理解することができます。

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