DREAMIN' (JASMINEの曲)

JASMINE 5thシングル『DREAMIN'』

2010年5月12日にリリースされたJASMINEの5枚目のシングル『DREAMIN'』は、彼女にとって初のバラード曲です。前作までの3ヶ月連続リリース企画の最終章として登場しましたが、前2作とは異なり、1万枚限定生産ではありません。

このシングルには、2010年6月に開催されたJASMINE初の招待制フリーライブツアーのチケットが当たる特別シリアルナンバーが封入されており、初回盤はコーティングデジパック仕様となっています。

楽曲について

表題曲『Dreamin'』は、JASMINE自身が作詞・作曲を手掛け、Jeff Miyaharaとジェレミー・ソウルが共同で作曲に携わっています。この曲は、JASMINEが自身の夢に対する譲れない気持ちや、実現への強い意志を表現したもので、歌詞には亡くなったボイストレーニングの先生への想いも込められています。この楽曲は、音楽番組『saku saku』（ytv）の2010年5月度エンディングテーマとしても起用されました。

カップリング曲の『L.I.P.S』は、エレクトロニカ、ソウル系バウンスビート、バス・ミュージックなど、多様な要素を組み合わせた楽曲です。3曲目には、JASMINEのデビューシングル曲『sad to say』のリミックスバージョンが収録されています。リミックスを手掛けたのはサウンドプロデューサーチームのBUZZER BEATSで、JASMINEの1980年代ヒップホップへの憧憬と、当時のヒップホップソウルへの敬意が込められています。

イメージカラー

今回のシングルのイメージカラーは「白」です。JASMINEは、曲のイメージから色を連想することが多いですが、『Dreamin'』については、具体的なイメージカラーがすぐに思い浮かばなかったといいます。浮かんだのは地球や宇宙、赤ちゃんといったイメージで、特定の色ではなかったそうです。最終的に、これらのイメージを象徴する色として「白」が選ばれました。JASMINEは、「『Dreamin'』は、あえて色にするなら白だけれど、実際には白ではない。そういう歌なんです」と説明しています。

音楽評論家からの評価

『DREAMIN'』は、音楽評論家からも高い評価を得ています。

『WHAT's IN?』の柳沢幹夫は、「心を夜明けへと導く感涙の名バラード」と評し、「消えそうで　消せなかった夢」という言葉がゴスペルクワイア仕込みの説得力を持って響くと述べています。また、混声コーラスと半音転調を交えながらジワジワと熱くなる楽曲構成を評価し、「何度でも聴きたい一曲」とコメントしています。

hotexpressの平賀哲雄は、JASMINEのゴスペルに対する信念が爆発しているとし、「多くの者と傷付け合い、多くの者と愛し合い、夢を手にした彼女だからこそ形に出来た、魂のメッセージ」と絶賛しています。

チャート成績

『Dreamin'』は、2010年5月11日付のRIAJ有料音楽配信チャートで初登場13位、同年5月24日付のオリコン週間チャートでは初登場38位（推定売上2,546枚）を記録しました。また、2010年5月22日付のTBS系音楽番組『COUNT DOWN TV|COUNT_DOWN_TV』のTHIS WEEK'S 100では初登場33位となりました。

ミュージックビデオ

『DREAMIN'』のミュージックビデオはタナカノリユキが監督を務めました。

テレビ番組での歌唱

『Dreamin'』は、2010年5月21日放送の音楽番組『ミュージックステーション』（テレビ朝日）の「Young Guns」コーナーで披露されました。JASMINEは、デビューシングル『sad to say』のCDジャケットやPVで着用していたのと同様のピンク色のウィッグを付けて出演し、これが彼女の地上波テレビ番組初出演となりました。

収録曲

1. Dreamin'
2. L.I.P.S
3. sad to say (BUZZER BEATS Remix)

発売日

2010年5月12日

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