DROP GOAL

THE SQUARE（現T-SQUARE）が1986年3月5日に発表した9枚目のシングル「DROP GOAL」は、彼らの音楽性の幅広さを示す楽曲として、現在も多くのファンに愛されています。このシングルは、同日にリリースされた11枚目のアルバム『S・P・O・R・T・S』にも収録されていますが、シングルバージョンとアルバムバージョンでは編曲が異なる点が特徴です。

カップリング曲として収録された「HIT AND RUN」も同様に『S・P・O・R・T・S』に収録されています。しかし、「DROP GOAL」と同様に、シングルバージョンはアルバムバージョンとは異なるアレンジが施されています。これらのシングルバージョンは、アルバムとは一味違った魅力を放っています。

現在このシングルは廃盤となっていますが、スクェアのシングル曲を集めたベストアルバム『THE SQUARE SINGLE COLLECTION』には、「DROP GOAL」と「HIT AND RUN」の両方が収録されています。これにより、現在でも容易にこれらの楽曲を楽しむことができます。

「DROP GOAL」と「HIT AND RUN」の作曲を手掛けたのは、スクェアのリーダー兼ギタリストである安藤正容（当時は「安藤まさひろ」名義で活動）です。安藤は「DROP GOAL」について「打ち込みのベースラインから生まれた」と語っており、当時としては革新的なサウンドであったことが伺えます。一方、「HIT AND RUN」については「今までのスクェア・サウンドを受け継いでいる」と述べており、バンドの伝統的なスタイルを大切にしている姿勢が窺えます。

収録曲
1. DROP GOAL
作曲：安藤まさひろ／編曲：THE SQUARE
2. HIT AND RUN
作曲：安藤まさひろ／編曲：THE SQUARE

参考文献
『T-SQUARE 25TH ANNIVERSARY 1976-2001』 リットーミュージック、2001年12月25日第1版発行、ISBN 4-8456-0732-8

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