DTM EP

DTM EP: BACK-ONの配信限定EP

「DTM EP」（ディー・ティー・エム・イー・ピー）は、音楽グループBACK-ONによる配信限定のコンパクトアルバムで、2015年10月30日にcutting edgeからリリースされました。本EPは、90年代の音楽スタイルを中心に充実した楽曲が収められており、特に「ライブ感」を重要なテーマとしています。

概要

このEPの製作にあたっては、ライブパフォーマンスの興奮を伝えることに重点が置かれており、聴く人に鮮烈な印象を残すことを目的としています。メンバーのKENJI03がプロデュースを手掛け、作詞はTEEDAが担当しています。楽曲はそれぞれ独立した作品でありながらも、全体として緻密な構成がなされ、90年代に流行したエレクトロやロックの要素が見事に融合されたサウンドが魅力です。

収録曲

「DTM EP」には3曲が収録されています。

1. DTM (3:45)

このトラックは、THE PRODIGYやケミカル・ブラザーズなど、エレクトロとロックを巧みに融合させたアーティストたちの影響が色濃く反映されています。サウンドはリズミカルで、アグレッシブなビートが特徴で、聴いているだけで体が動き出すようなエネルギーを持っています。楽曲の全体に流れる躍動感は、ライブパフォーマンスでも一際引き立つことでしょう。

2. AMANOJAKU (3:05)

この楽曲についてKENJI03は、テンポ感が前作「ニブンノイチ」に近いとしつつも、メロディには日本的な要素を取り入れていると語っています。エネルギッシュなビートとは対照的に、メロディには繊細かつ優雅で、和のテイストが巧みに織り込まれています。このバランスは聴く者に新たな感覚を与えます。

3. DISLIKE (3:09)

TEEDAが歌詞を書いたこの楽曲は、デモを聴いた際にメッセージ性の強い作品にしたいと強く感じたことから誕生しました。歌詞では、イライラする瞬間やストレスを感じる出来事を題材にしています。そして、SNS依存といった現代の問題にも触れ、実際に人と会って線を繋げることの重要性が強調されています。この楽曲は、聞く人に深く考えるきっかけを与えるでしょう。

まとめ

「DTM EP」は、BACK-ONが新たな挑戦をする中で生まれた作品であり、90年代の音楽を基盤にしながらも新しい風を感じさせる魅力にあふれています。それぞれの楽曲が持つ個性は、彼らの音楽に対する情熱とこだわりを示しており、聴く者に強い印象を与えることでしょう。ライブでのパフォーマンスが待ち遠しい一枚です。

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