DUDE TONE

DUDE TONE（デュード・トーン）

DUDE TONEは、THE MODSのリード・ギターとして知られる苣木寛之のソロプロジェクトです。このプロジェクトは、彼の音楽キャリアの中で特別な位置を占めており、さまざまな背景や動機から生まれました。

略歴

THE MODSが新しい所属事務所ロッカホリックを設立した際、バンドはツアー中心の活動を続けていましたが、メンバーの体調不良などによりブランクが生じてしまいます。組織上の課題もあり、苣木は2009年頃から個人での活動を模索し始めたのです。ソロ活動を始める理由は、音楽の追求だけでなく、THE MODSを続けたいという強い意志から来ていました。

彼は、ルースターズの花田裕之に相談し、バンド形式でのソロ活動をスタート。その結果、1stアルバム「AFTER GLOW」と2ndアルバム「十字路のGuitar」の2枚のアルバムをリリースしました。しかし、メンバーの多忙により、2017年からはアコースティック・ギターを持って一人でのライブ活動を始め、ヅデートでの「Walkin’ Blues」ツアーが続きました。

2018年と2019年には各地でライブを行い、THE MODSのメンバーも参加するなど、一緒に演奏する機会もありました。2020年からは新型コロナウイルスの影響でライブ活動が困難となり、長期間の自粛を経験します。この時期に彼は自分の心情や思いを込めた曲をレコーディングし、2021年にマキシシングル「VOICE」をリリースしました。

その後もライブは続き、2022年と2023年には相次いで「Walkin’ Blues」シリーズのライブが開催され、2024年にはさらに新たなツアーが予定されています。

人物像

シングル「VOICE」は、コロナの影響で活動が停滞していた時期に生まれた作品で、焦りや不安を表現した個人的な思いを綴ったものです。特に「親不孝通りを抜け」といった曲は、デビュー前の福岡での自身の思い出を描写しています。彼にとって「親不孝通り」は音楽活動の原点であり、バンドの練習をするために毎日通った場所でもあります。

苣木は、バンド練習に打ち込みすぎて大学を留年してしまった経験や、デビュー前の苦労などを思い返し、「親不孝通り」、「80's FACTORY」、「小金ちゃん」といった場所が自分たちの音楽人生の根底にあると語ります。

ディスコグラフィ

シングル:
アルバム:
- 1st AFTERGLOW（2010年11月17日）
- 2nd 十字路のGuitar（2014年5月21日）

MUSIC VIDEO

Long Shadow Way from 1st Album「AFTERGLOW」
SMOKE FADE AWAY from 2nd Album「十字路のGuitar」
* 可愛いジニー from Maxi Single「VOICE」

このように、DUDE TONEは苣木寛之の音楽的な旅の一環として、深い人間性や音楽的な背景を反映させた作品を通じて、聴く人々に共感を呼び起こす活動を続けています。

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