DebConf

DebConfは、Debianプロジェクトの開発者たちが一堂に会し、今後のDebianの開発に関する重要な議論を行うための、年に一度の国際カンファレンスです。

この会議の大きな特徴は、公式なスケジュールに沿ったワークショップやディスカッションに加え、開発者たちが非公式な場で自由にDebianシステムに関するハッキングを行う機会が設けられている点です。このハッカソン形式のセッションは、2003年にノルウェーのオスロで開催されたOslo DebConfから「DebCamp」という名称で正式なプログラムとして導入されました。DebCampでは、参加者は専用のコンピュータインフラが整備された環境で、各自のアイデアを形にしたり、他の開発者と協力してプロジェクトを進めたりすることができます。

DebConfは世界各地で開催され、開催地は毎年変わります。また、非公式な動きではありますが、日本のDebian開発者を中心に、日本での開催も以前から計画されています。

関連して、Miniconfという小規模なDebian関連イベントも存在します。これは、オーストラリアで年に一度開催されるLinuxカンファレンスであるlinux.conf.auに合わせて開催されることが多いです。過去、そして今後もMiniconfは、このlinux.conf.auに合わせて開催されることが見込まれています。

関連情報

Ubuntu開発者サミット (Ubuntu Developer Summit; UDS): Ubuntuの開発者が集まる会議。

外部リンク

公式ウェブサイト
DebConf video archive
DebConf logos
DebConf - Debian Wiki
SourceForge.JP Magazine 掲載記事
DebConf6：Debianユーザのための激しく刺激的で熱い取り組み
Debianの未来を位置づけるDebConf 7――新DPL、Sam Hocevar氏の講演
Debianの未来を位置づけるDebConf 7――Debianのガバナンスを進化させる
Debianの未来を位置づけるDebConf 7――効果的なイベントの運営法

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