Direct2Drive

Direct2Drive（D2D）は、かつてコンピュータゲームのダウンロード販売を行っていたウェブサイトです。2004年にIGNエンターテインメントグループによってサービスが開始され、当初は急成長を遂げました。その後、2011年5月25日にGameFlyに売却され、サービス名称はGameFly Digitalに変更されましたが、2014年10月20日にはAtGamesに再売却され、Direct2Driveの名称が復活しました。

Steamとの競合

Direct2Driveは、Valve Corporationが運営するSteamの競合サイトとして認識されており、「その他有名なダウンロード販売サイト」と評されることもありました。2010年にゲームニュースサイトKotakuが行った調査では、回答者30,000人のうち8%がDirect2Driveでゲームを購入していると回答しており、一定のユーザーを獲得していました。Steamがウェブサイトと専用クライアントの両方でゲーム購入を提供するのに対し、D2Dはウェブサイトのみでの販売でした。D2Dは、専用クライアントは提供していませんでしたが、無料のダウンロードマネージャーを提供していました。また、ダウンロード機能を含む多くの機能は、かつての姉妹サイトであったGameSpy software Comradeから利用することができました。

歴史

サービス開始当初の2004年から、Direct2DriveはIGNによって「急激に売上が伸びた」と発表されています。300以上のゲーム会社と提携し、3,000タイトル以上のゲームを配信していました。また、Direct2Driveは、ゲームプレイの素晴らしさやデザインの革新性を評価するインディーゲーム開発者を表彰するために、D2D Vision Awardという賞金10,000ドルのIndependent Games Festivalを開催していました。2009年には、Activisionの「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2」がValve社のSteamworksを搭載したことを理由に、このゲームの販売を中止しました。その結果、Direct2Driveなどで「モダン・ウォーフェア2」を購入したユーザーは、Steamクライアントのダウンロードとインストールを余儀なくされるという事態になりました。

脚注

Direct2Drive storefront

外部リンク

Direct2Drive storefront

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