Dots and lines/とめる

『dots and lines loves Mummy-D/とめる』

一青窈の16枚目のシングル『dots and lines loves Mummy-D/とめる』は、2012年に発表されました。CDシングルとしては、2010年の『冬めく/花のあと』以来、約2年ぶりのリリースになります。本作は、どちらの楽曲もアニメ『ZETMAN』に関係しており、オープニングテーマとエンディングテーマとして使用されています。

このシングルのリリースは、一青窈がデビュー10周年を迎えたことを記念する『10ヶ月連続配信企画』の一環で行われました。この企画は、彼女の音楽活動を振り返る重要な機会として、多くのファンに支持されていました。特にこのシングルは、先行配信も含まれており、熱心なファンにとって特別な意味を持つ作品となっています。

楽曲の特徴

dots and lines loves Mummy-D

この曲は、ライムスターのMummy-Dとのコラボレーションです。一青窈はこの曲について、成長の過程で抱いていた「正義」と「悪」というテーマについて語っており、作詞には相当な苦労があったと述べています。彼女は、「私としては世代的に勧善懲悪の考え方が根強かったが、正義とは何か、悪とは何かを問いかける視点を持つことが珍しかった」と振り返ります。このように、深いテーマを扱うことで、聴く人に考えさせる力を持った楽曲に仕上がっています。

とめる

一方、もう一つの楽曲「とめる」は、そのタイトルからもわかるように「止める」という言葉がキーワードになっています。歌詞には、「ビスを止める」という意味から派生して、様々な形での「想いを止める」や「二人の絆を止める」といった感情が込められています。一青窈がこの曲に込めた思いを明かす中で、歌詞の背後にある心の動きやストーリーも楽しむことができます。

収録内容とアルバム情報

このシングルには、メインの2曲に加え、ボーナストラックとして「覚醒！ZETMANトークセッション」という名の特別なトークセッションが収録されています。このセッションには、一青窈を含むキャスト陣が参加しており、ファンにとっては貴重な内容となっています。

また、楽曲は『一青十色』というアルバムにも収録されており、このアルバムの一部としても重要な役割を果たしています。シングルとアルバムの両方がケースに収められた特別なパッケージとして、ファンにはたまらないアイテムとなっています。

結論

『dots and lines loves Mummy-D/とめる』は、一青窈の独自の視点で描かれた楽曲が詰まった作品であり、その歌詞からは深いメッセージが感じられます。ファンにとって、特別な意味を持つこのシングルは、彼女の音楽キャリアの一つのハイライトとも言えるでしょう。

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